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飼い主様向けお役立ち情報

楽しいドライブのために

わが子がドライブ好きになる5つのステップ
わんちゃんと一緒に車でおでかけできれば、行動範囲もぐっと広がって楽しみが増えます。 いきなりドライブに連れ出すのではなく、まずは、車に慣れてもらうことから始めましょう。

1
ドアを開けたまま、止まっている車内で遊ばせる
エンジンをかけずに、車の中で犬の大好きなおもちゃで遊んであげましょう。最初は短時間から始めて、少しずつ車の中にいる時間を延ばしていきます。「車の中=楽しい所」と思わせるのがポイント! 遊んだあとは、クレートやキャリーバッグの中で休ませるなどして車内で入ることに慣れさせましょう。
2
車のドアを閉めて遊ばせる
車に慣れたら、ドアを閉めた状態で一緒に遊びます。閉め切った状態にして、車という空間にさらに慣れさせていきます。
3
エンジンをかけた状態で遊ばせる
わが子がドライブ好きになる5つのステップ 次にエンジン音に慣れさせましょう。車は止めたままで、エンジンをかけておもちゃなどで遊びます。
4
少しずつ車を動かしてみる
ゆっくりと車を動かしてみます。最初は数メートル動かして、犬の様子をよく見ます。怖がったり、落ち着きがなくなったりと、少しでも変化が見られたら、終了しましょう。大型犬はクレートに入れ、小型犬はキャリーバッグなどに入れて乗せます。
5
徐々に動かす距離を長くしていく
犬が動く車に慣れてきたら、少しずつ距離を延ばしていきます。無理をせず、近場の移動からトライしてみましょう。車の発進・ストップも犬にとってはストレスになりがちなので、信号待ちのたびに少量のおやつをあげるなどして、慣らしてあげるとよいでしょう。
正しい乗せ方で安全・安心ドライブ
車に慣れさせることも大事ですが、正しい乗せ方を知っておくことも重要です。助手席に乗っている人に抱っこされて、窓から顔を出している犬をときどき見かけますが、じつは犬にとっても飼い主にとっても危険がいっぱいの乗せ方です。 まず、犬が飛び出してしまう危険があります。大きな音や急ブレーキに驚くなどして、いつ何が起きるかわかりません。 また、ドライバーの腕にじゃれついたり、突然、運転席の下に飛び込んできたりすることもあり、大事故のもとです。 「ウチの子だけは大丈夫」といった過信はやめ、短時間の移動でも必ずキャリーバッグなどに入れて乗せるようにしましょう。
そのためには、普段から自宅でもキャリーバッグやクレートに入る訓練をしておくことが大事です。また、病院に行くときだけでなく、ドッグランやお友だちの家に遊びに行くなど、キャリーバッグに入ったら楽しいことがある、 という経験をたくさんさせてあげましょう。少し時間がかかるかもしれませんが、わんちゃんと一緒に楽しく安全なドライブをするためには事前準備をしっかりしておくことが肝心なのです。 家族みんなで協力して、ハッピー・ドライブを実現しましょう!
監修:Animal Holistic Care Clinic 院長・獣医師 藤沼亜美
取材協力:Dog culture WISH所長、ドッグトレーナー 坂倉美樹
イラスト:篠本映