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2007年08月02日
被災地・新潟県柏崎市在住の方より
先日のメルマガに新潟中越沖地震に関する情報を掲載したところ、
柏崎市在住の方が、わが子(チワワの桜ちゃん)との体験記を送ってくださいました。
体験してみないとわからないことがたくさん。ぜひご一読ください。
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今回の地震で、わが家の桜(チワワ)は私にぴったり“くっつき虫”にな
ってしまいました。
さすがに1週間経った今は、私がいることを感じるとぐっすり寝て
いますが、地震のあった日の夜は桜もほとんど寝むれなかったようで、
余震があるたびに目を覚ましては耳を立て、心臓に手を当ててみると大
きくドキドキしていました。
彼女なりにこの地震どう感じているんだろう……と思ったりしました。
桜は、私が動くたびに 「どこに行くの?」という目をし、 そして少しの
「カタン」という音にも過敏に反応をしました。いつもはついていかない人
について道路にまで行ってしまったり、お見舞いに来る方を吠えたり。
家は無事だったのですが、2人暮らしなのでそんな状態の桜を1頭で家
に留守番させておくわけにはいかず、常に一緒に行動していました。買
い物中は車に弱くクーラーを入れ、鍵を閉めてダッシュ!
チワワですから抱っこすることは難しくありません。でもずっと抱っこ状
態での移動や家の片づけ、荷物運びは大変。そんなとき本当に便利だ
ったのが「ドッグスリング」でした。
偶然にも、市販のスリングが私の身体の大きさに合わず友達のお母さ
んが作ったのを届けてもらった翌日、地震が起きたのです……。
私の腕も疲れない。桜も私の体温を感じるのかスリングの中でうとうと、
人に吠えることもなくなりました。それからというもの桜と私はいつも一緒。
スリングに桜を入れたまま、ときにはおばの家まで自転車でGO。また、
会社にも連れて行き、そのまま両手に荷物を持ったり、仕事もしました。
周囲の状況はというと、家が被災したため犬を会社に連れてき
たものの、慣れない環境にかえってストレスを感じているようだとい
うことで、奥さんにすぐに帰宅してもらい、犬を家につれて帰った人もい
ました。
そのほかにも地震の直後、知人の犬がいつもは吠えるのにまったく吠
えなくなったり、歩きたがらなくなったそうです。。犬は地震が何か
は理解していないかもしれませんが、いつもと何か違う、という変化に敏
感に反応し、不安になっていることは間違いありません。
そのわんちゃんも、いつものお散歩時間になったら、ようやく歩いてくれたそうです。
その話を聞き、私もできるだけいつもと同じように振舞うようにしました。
同じ時間に散歩に行き、同じ時間にご飯をあげる。
また、丸1日車の中で暮らしたわんちゃんもいました。 そのわんちゃんは、高齢、
さらに糖尿を患っていて、さすがに2日目は辛そうでした。
そこのお宅は猫も2頭飼っているのですが、そのうちの1頭が
行方不明になってしまいました。
完全家猫なので、外に出るはずはない。絶対出られないように入り口は閉めてある。
「タンスの下敷きになったかもしれない!」と心配しながら、被災から2
日目の午後、私も手伝って部屋の片づけをしました。
人間も生活ができないような状況ですと、猫の捜索も重要ですがそれだ
けを優先して片づけはできません。
まず基本人間がどこでもいいから家の中で寝られること。
その次に犬がいつもと同じ生活ができること。なぜならこの老齢のわんちゃ
んは目が見えない。ちょっとでもガラスの破片が残っていたらとっても危険なのです。
そして最後に猫を探すこと。
ひたすら2時間、片づけました。
飛び散ったガラスを片づけ、ようやく倒れたタンスを起こすことができました。
が、そこには猫はいませんでした。下敷きになっていないとホっとしたのもつか
の間、どこに行ったのか不安に。
最後の部屋を片づけ始めて10分。
猫の名前を呼びながら片づけていた声に反応が!
「にゃぁ~~~ん」。
「いたぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!! 」。
まず水、そしてご飯・・・飲んでくれたし食べてくれました。
地震から約30時間・・・マッサージチェアーの下に隠れていたようです。
「大変だったね」と猫に声をかけると、家族の声を聞いて猫も安心したのか
ようやくのんびりしてくれました。車生活を強いられていた犬も、家に戻して
数時間で元気になったそうです。
猫がいなくなったということは何人かの人に聞きました。
そして思ったこと。
とにかく家猫の場合外に出られない状況を作ってあげてください。(もち
ろんその家が崩れないという前提ですが)
絶対安全な場所に隠れています。
なるべく早くいそうな場所を名前を呼び続けて探してあげてください。
考えられる場所の近くに水とご飯を置いてあげてください。減っていれば
その辺りにいるという目印にもなります。
外に逃げちゃうと捜すのが本当に大変です。
さてその後、片づけを手伝った知人のお宅に遊びに行くと、目の見えない老齢のわんちゃ
んが、たまたまいつも置いてある場所に水がなく、「 どうして?」という感
じで首をかしげていました。
いつもと同じ場所。
いつもと同じ声。
いつもと同じ感覚。
どうぶつにはこういうことが一番大切なんだとつくづく感じました。
今、わが家の桜は私のベッドでぐっすり眠っています。
最近寝言もよく言うようになりました。
しゃべることができない犬だからこそ、何かを私たちが感じて
あげないといけないんだなって思います。
地震の後、犬を散歩させている人とたくさんすれ違いました。すべての
人がお互いに、必ず「わんちゃん大丈夫でした?」と声をかけあっていま
す。
まだまだ気が抜けない日が続きます。
明日もスリングで一緒に出社です。
そうそう、たった2回でしたが、余震の前に桜が吠えたことがありました。
それと、初日は夜中の余震の直前にビクっと起き上がっていました。
何かを感じるのでしょうかね???
この地震を体験し、みなさんにお伝えしたいこと。
こんなときだからこそ、飼い主が大丈夫だよ、と抱きしめてあげてくださ
い。 私は何度も何度も大丈夫だよといいながら抱きしめました。そして今もし
ています。
桜はストレスから吐いたりもしました。
なるべくいつもと同じ環境、同じ生活で安心させてあげてください。
それが無理なら(家が罹災した場合等)飼い主のそばになるべく置いて
あげてください。
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追伸
FMピッカラって知っていますか?
地元FM局です。ネットで聞くことができます。BBSに書き込むと読んでく
れます。
迷子情報(猫)も載っていました。
そういうのを利用するのもいい手だと思います。
http://www.happy-kashiwazaki.com/pikkara/livekcb.html
http://6410.teacup.com/pikkara/bbs
投稿者 川上 奈緒 : 2007年08月02日 13:25
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