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      <title>元気丸で行こう！</title>
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      <description></description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2008</copyright>
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         <title>「がんになりにくくするには？」「藤田センセのご飯メニューは？」などなど、読者からの質問にお答えします☆</title>
         <description><![CDATA[皆さんから寄せられた質問にアニコムパフェがお答えする番外編・第３弾。
お寄せいただいたお便りのほんの一部ですが、ご紹介します！

<strong>【がんのしくみとがん医療】</strong><em>
うちの犬は乳がんで２度手術し、３度目は心臓が悪くて手術できませんでした。がんになりにくくするには、どのようなことを注意すればいいですか？　食事のアドバイスもお願いします。</em>
がんでも、どんな病気でも、健康の基本システムである「免疫力」を高め、維持しておくことが、とても大切。そのためには、次の４大要素が不可欠です。
１．栄養バランスのよい食事
２．適度な運動
３．ストレス解消（笑ったり好きなことをしたりして、NK細胞を活性化！）
４．質のよい睡眠
人もどうぶつも、シンプルだけれど、実はちゃんと実践することが難しい、基本の４大要素を、家族みんなでしっかりキープしていきたいですね。

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<em>冷え性の人はがんになりやすいのでしょうか。</em>
冷えによって血管が縮み、血のめぐりが悪くなります。この状態が続くと、血液の中の有害物が体内に残り、細胞の機能が低下したり止まったりします。さらに悪化すると、細胞や組織が破壊されることに。また、この悪循環が内臓に起こると、内臓機能が低下して、免疫力の低下や腫瘍の発生を招くことになります。夏でも冷えるという女性も多いですが、くれぐれも気をつけたいですね。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%84%E3%82%84%E3%82%93323-1.JPG"><img alt="%E3%81%84%E3%82%84%E3%82%93323-1.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%84%E3%82%84%E3%82%93323-1-thumb.JPG" width="150" height="116" /></a>

<em>がんは熱に弱いとありましたが、実際には何度くらいでがんが死滅するのでしょうか。</em>
温熱療法では、42～43度まで温度を上げていきます。

がんの治療法は、まず手術療法で「取れるものは取る」。ただ、手術ができない場合や、術後の再発防止のために、一般的には放射線療法や抗がん剤療法が行われ、さらに温熱療法や免疫療法といったその他の療法が、それぞれの子やがんの状態に即した組み合わせで行われます。

治療法は、獣医師とよく相談して決めましょう。
何より普段からわが子を「よく観察」「よく身体を触って」、万が一のときにも早期発見!!　「しばらく様子を見よう」とは思わずに、できるだけ早く受診してください。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%82%88%E3%81%8F%E8%A6%8B%E3%81%A6_1199.JPG"><img alt="%E3%82%88%E3%81%8F%E8%A6%8B%E3%81%A6_1199.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%82%88%E3%81%8F%E8%A6%8B%E3%81%A6_1199-thumb.JPG" width="150" height="100" /></a>

<strong>【免疫力とアレルギー】</strong>
<em>免疫が乱れるとうつになるといこうことは、逆に、うつの人が、きちんとご飯を食べて生活に気をつければ、うつが治る可能性も高いのでしょうか。うつの治療法のひとつとして捉えてもいいのでしょうか。</em>
適切な食事をして腸内細菌を整え、身体と心のリズムを回復することで、免疫のバランスが取れてきて、免疫力が維持・向上できます。ひいては、うつの予防・克服にもつながるといえます。

<em>藤田教授は、普段どんな食事をされているのでしょうか。ある１日のご飯の献立を知りたいです！</em>
藤田センセの回答は……
「〈朝〉ご飯、納豆、のり、野菜の煮物、焼き魚、お味噌汁
〈昼〉野菜が足りないと思うと、野菜たっぷりのタンメンとギョウザ
または
ご飯、納豆、野菜サラダ、焼き魚、お味噌汁
〈夜〉気分によって…肉料理や和食、中華など
最近気にしているのは、１回にとる野菜の量。さらに最も気にしているのが、飲み水です。
朝夕は、電解還元水（アルカリイオン水）、昼はエビアンなどの硬水を飲んでいます」
とのことでした！

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E8%88%8C%E3%81%BA%E3%82%8D%E3%82%8AIMG_3798.JPG"><img alt="%E8%88%8C%E3%81%BA%E3%82%8D%E3%82%8AIMG_3798.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E8%88%8C%E3%81%BA%E3%82%8D%E3%82%8AIMG_3798-thumb.JPG" width="150" height="100" /></a>

藤田センセを見習って、野菜不足を解消しなければいけませんね!!
さて、最後に皆さんからいただいたコメントを、ほんの一部ですが、ご紹介します！

<strong>【皆さんからのお便り】</strong>

◆「元気丸で行こう」毎回楽しく読ませていただきました。
本当は難しい内容なんでしょうが、藤田先生と穴澤さんのおかげで、すらすら楽しく読めてとってもためになりました。富士丸君の写真にも癒やされました。

◆死に方について考えることは生きることなのかな、とお話を読んでいて思いました。余命を突きつけられて初めて自分の本当にやりたいこと、そばにいてほしい人が見えてくるのかもしれませんね。自分はどうだろう……。でも、人も犬も自力で食べて排泄できることが生きていることだと思うので、それができないなら死を受け入れるかなぁ。でも、自分が死を宣告されたら生きたくなるのだろうか。少し興味があります。すごくみっともなく泣き叫ぶかもしれない（笑）。

◆「富士丸な日々」のファンで、いつも楽しく「元気丸で行こう！」を読んでいます。どの回も、わかりやすく、とても興味のある話題なので、毎日の生活にも実際役にたっています。

◆「どんな分野でも、本当に一流の人って、偉ぶっていないし力んでもいない」というのが、かねてよりワタクシが思っていることなのですが、藤田教授はまさにその典型のようなお方ですね。穴澤さんの質問の仕方も自然で、楽しく読んでいるうちに啓蒙されています。

◆いつも楽しく拝見しています。今回の「がんのしくみとがん医療」も、とても興味深かったです。夫婦で「もしがんになったら……」「わが家の犬が病気になったとき……」と、話したりするきっかけにもなりました。やわらかく、おもしろく、いろんなことを教えてくださってありがとうございました。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/070828-4%E3%81%84%E3%81%84%E9%A1%94%E3%82%8F%E3%82%93%EF%BC%81.JPG"><img alt="070828-4%E3%81%84%E3%81%84%E9%A1%94%E3%82%8F%E3%82%93%EF%BC%81.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/070828-4%E3%81%84%E3%81%84%E9%A1%94%E3%82%8F%E3%82%93%EF%BC%81-thumb.JPG" width="150" height="182" /></a>

次回は、７月中旬に、父ちゃんと富士丸の健康診断の結果を発表!!の予定です。
お楽しみに♪]]></description>
         <link>http://www.anicom-pafe.com/taidan/archives/2008/06/post_39.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">質問回答編　第３弾</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 25 Jun 2008 23:31:18 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>元気丸が行く！　『散歩の達人』と行く、東京の奥座敷・御岳山　　思い出アルバム</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/kokuchi.JPG"><img alt="kokuchi.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/kokuchi-thumb.JPG" width="450" height="289" /></a>

2008年４月１日発行の『PAFE japon』no.10の同名企画。
今回は、<a href="http://www.kotsu.co.jp/magazine/sanpo/index.html">大人のための首都圏散策マガジン『散歩の達人』</a>編集長の山口昌彦さんとミニチュア・シュナウザーのベンくんをゲストに迎え、日々の散歩とは“ひと味違う散歩”を体験♪
本誌では語られなかった裏話や暴露話、二組の父と息子の素顔をご紹介します！

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 　ご連絡先　<a href="mailto:comment@anicom-pafe.com">comment@anicom-pafe.com</a>

☆彡━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ミ☆
藤田センセと父ちゃんのいつもの連載対談「がんのしくみとがん医療　第４回」は
3月27日（木）にアップ。「もしがんになったら……」、果たして父ちゃんの選択は？
「まだ、読んでなかった！」という人は<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/archives/cat85/">コチラ</a>もお見逃しなく!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━]]></description>
         <link>http://www.anicom-pafe.com/taidan/archives/2008/04/post_37.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">☆☆「元気丸で行こう！」特別企画（御岳山）☆☆</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 01 Apr 2008 08:05:17 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>がんになったら、ボクはどういう選択をするかな……</title>
         <description><![CDATA[<em>穴澤：</em>がんの治療についてなんですが、腫瘍が取れない場合にまず浮かぶのは「抗がん剤」なんですが、具体的に抗がん剤の働きとはどんなものなんでしょう。

<em>藤田：</em>抗がん剤とは、がん細胞をやっつける薬のこと。でも、正常な細胞もやっつけちゃうんです。だから非常に難しい。がん細胞に、より浸透性が高いんだけど、正常細胞にも浸透してしまうから。

<em>穴澤：</em>正常細胞に抗がん剤が浸透すると、どうなるんですか？

<em>藤田：</em>死ぬ思いをするよ。髪の毛も全部抜けちゃうし。

<em>穴澤：</em>あれは毛根細胞がやられちゃうからなんですか。

<em>藤田：</em>そう。とにかく細胞を死ぬぎりぎりのところまで弱らせて、がんをやっつけようというものだから。だから私はこれはまともじゃないと思うんですよ。やり方として。本当は免疫力を高めて、本来持っている力でがんをやっつけるというのがいいと思う。

<em>穴澤：</em>どうして抗がん剤は、がん細胞だけに届くようにできないんですか？

<em>藤田：</em>それができるようになればいいんだけど、今のところはね。ただ、がん細胞だけに効くようなやり方もありますよ。

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<em>穴澤：</em>それはどんな方法なんですか？

<em>藤田：</em>簡単にいうと、抗がん剤をウイルスにくっつけてがん細胞まで運ばせるんですよ。ウイルスというのは親和性がある細胞が決まっているから、がん細胞に親和性のあるウイルスを使ったりして、がん細胞に感染させる、というような方法です。

<em>穴澤：</em>その方法が確立できると、現在のように副作用に苦しむ人も減るかもしれませんよね。でも、現在使われている抗がん剤だと免疫力も同時に落ちてしまうわけでしょ。

<em>藤田：</em>落ちますね。

<em>穴澤：</em>だけど、健康なときと同じように毎日がん細胞が3000個できるのは同じでしょう。だったら、新しく出てきたがん細胞も攻撃できない、ということになりません？

<em>藤田：</em>だからね、抗がん剤って、たとえそれでがんが治ったとしても、本当の意味で延命しているかどうかはわかんないんだよね。

<em>穴澤：</em>がんは治ったけど、生きる力を一度ドーンと落としているわけですもんね。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%82%E3%81%82%E3%80%81%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%8B.JPG"><img alt="%E3%81%82%E3%81%82%E3%80%81%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%8B.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%82%E3%81%82%E3%80%81%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%8B-thumb.JPG" width="160" height="118" /></a>

<em>藤田：</em>一度抗がん剤を使った人は、もう二度と、それこそ死んでも嫌だというね。あんなに苦しいことはないそうですよ。初めは知らないから使っちゃうけども。

<em>穴澤：</em>でも抗がん剤といっても種類がありますよね。たとえば日本でまだ認可されていない、医療先進国の抗がん剤だって副作用はあるんですか？

<em>藤田：</em>多少の差はあっても、副作用はありますよ。それをどうやってがん細胞だけに効かせるかというのを今一生懸命やっているんです。

<em>穴澤：</em>最近は犬の抗がん剤もあるっていいますけど、あれも副作用がひどいんでしょうかね。

<em>藤田：</em>うーん、私は専門じゃないからわかりませんけど、副作用がないということはないでしょうね。薬には必ず副作用というものがありますから。

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<em>穴澤：</em>教授がもしがんになったら、抗がん剤を使います？

藤田：私は絶対使わない（笑）。それよりね、生きている間を楽にした方がいいから。どうせいつか死ぬんだし（笑）。

<em>穴澤：</em>そうなんですね。ボクはどうだろうなぁ。痛いの嫌だしなぁ（笑）。

<em>藤田：</em>そりゃ私だって痛みを抑える薬くらいは打ってもらいたいよ（笑）。

<em>穴澤：</em>それだったらボクも絶対抗がん剤は使いたくない（笑）。だけど、富士丸がもしがんになったとしたらどうだろう、悩むなぁ。

<em>藤田：</em>自分はさっさと死んでもいいんだけど、愛する人とか家族ってことになるとね、そこはちょっと考えるよね。

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<em>穴澤：</em>腫瘍を取ったあと、あるいは取れない場合の抗がん剤以外の治療というと、ほかにどんな方法があるんですか？　先月のテーマ「免疫力とアレルギー（２）」でちょっと先走っちゃった感もありますが（笑）。

<em>藤田：</em>この前話した「サイモントン療法」なんかは、今アメリカで盛んに行われていますね。

<em>穴澤：</em>毎日NK（ナチュラルキラー）細胞とがん細胞の絵を描かせるってヤツでしたよね。やっぱりがんにおいてもメンタル面というのは重要なんですね。

<em>藤田：</em>重要ですよ。私の知り合いにこんな人がいるんですよ。彼はがん検査で腫瘍が見つかって手術することになったんですね。ところが、おなかを開けてみたら転移がひどくて、医者も諦めて何もしないまま閉じちゃった。

<em>穴澤：</em>末期がんというヤツですね。

<em>藤田：</em>余命は３カ月といわれたんです。そこで彼は家族を集めて話したんです。「どうやら私は死ぬようだ。だから最後に、もう一度だけハワイに連れて行ってくれないか」と。若い頃にハワイでアルバイトをしていて、そのときのいい思い出があったらしくてね。

<em>穴澤：</em>行けたんですか？　末期なのに。

<em>藤田：</em>行ったんですよ。それまで家族もバラバラでうまくいってなかったのに、お父さんとの最後の旅行だからと子どもたちも必死でアルバイトなんかをしてね。

<em>穴澤：</em>何だかいい話ですね。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%98%E3%83%BC%E3%82%93IMG_8979.JPG"><img alt="%E3%81%98%E3%83%BC%E3%82%93IMG_8979.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%98%E3%83%BC%E3%82%93IMG_8979-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>藤田：</em>そこで終わりじゃないんですよ。ハワイに着いたときは車椅子でぜんぜん元気なんかなかったのに、数日いるうちにだんだん元気になって、最終的には自力で歩けるようになったんです。

<em>穴澤：</em>すごいですね、その人。よっぽど嬉しかったんでしょうね。

<em>藤田：</em>でね、しばらくして日本に帰ってきたんです。で、元気なまま３カ月経ってもぜんぜん死なない。だから、もう１回ハワイに行きたいと言い出して、また家族で行ったんです。

<em>穴澤：</em>よっぽど好きなんですね、ハワイが。

<em>藤田：</em>そしたらますます元気になって、車椅子なんて全く必要なくなった。

<em>穴澤：</em>その人、結局どうなったんですか？

<em>藤田：</em>今でも元気です。普通に働いてますよ（笑）。あれから３年も経つというのに。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%8A%E3%81%8A%EF%BC%81.JPG"><img alt="%E3%81%8A%E3%81%8A%EF%BC%81.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%8A%E3%81%8A%EF%BC%81-thumb.JPG" width="160" height="192" /></a>

<em>穴澤：</em>そんなことってあるんですか？　その場合、がん細胞というか、腫瘍はどうなっているんでしょう？

<em>藤田：</em>どうなんでしょうね。ただ、腫瘍がおとなしくなることはあるし、免疫にやられて小さくなったり、消えたりすることはありますよ。

<em>穴澤：</em>すごい。やっぱりメンタル面って大きいんですね。

<em>藤田：</em>笑ったり好きなことをしたりすると、NK細胞の活性は上がるからね。結果的にがんを抑制するということは、医学的にも十分説明がつくわけです。

<em>穴澤：</em>抗がん剤より、ボクはそっちの方がいいなぁ。

<em>藤田：</em>私もそう思っているんですよ。もしがんだっていわれたら、もう好きな所に行って好きなことさせてくれって。

<em>穴澤：</em>教授はどこへ行きたいんですか？

<em>藤田：</em>インドネシア。それはもう決まってる（笑）。

<em>穴澤：</em>自分の死に場所は決めていると（笑）。でもそうですよね、ボクも富士丸ががんになったら、できれば自然の中でのんびりさせてやりたいなぁ。その方がヤツも嬉しいだろうし。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E9%9D%92%E7%A9%BA%E3%81%AE%E4%B8%8BIMG_5403.JPG"><img alt="%E9%9D%92%E7%A9%BA%E3%81%AE%E4%B8%8BIMG_5403.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E9%9D%92%E7%A9%BA%E3%81%AE%E4%B8%8BIMG_5403-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>藤田：</em>そうかもしれないよね。ボクだってさんざん好きなことやってきたし、好きなことやって死ねるならそれでいいやと思うんだけど。でも、実際死ぬ間際になるとどうかな。

<em>穴澤：</em>そうかもしれないですね。今はボクもそう思っていても、いざ自分が余命３カ月とかいわれたりすると。

<em>藤田：</em>私もそうなったら暴れるかもわかんない（笑）。

<em>穴澤：</em>暴れないでくださいよ（笑）。でも、どんな選択であれ、自分らしいやり方を選んで最期を迎えられたらいいですよね。がんについていろいろ聞かせていただいてありがとうございました。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E6%BA%80%E9%9D%A2%E7%AC%91%E9%A1%94f90.JPG"><img alt="%E6%BA%80%E9%9D%A2%E7%AC%91%E9%A1%94f90.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E6%BA%80%E9%9D%A2%E7%AC%91%E9%A1%94f90-thumb.JPG" width="160" height="239" /></a>

<strong>〈〈購読してくださった皆様、ありがとうございました！〉〉</strong>
昨年７月から始まった「元気丸で行こう！」、今回が第１シーズンの最終回となりました。
毎回、購読してくださった皆様、ありがとうございました！
しばし休止期間を置いて、初夏に第２シーズンをスタートの予定です。
その間に、藤田センセと父ちゃんの「特別対談」や某計画も進行中。
詳細は、追ってメルマガやサイトでご案内していきます。
元気丸ファンの皆様、これからも応援よろしくお願い致します。
<br /><br /><br />
<strong>『PAFE japon』関連号：</strong>
<em><strong>『PAFE japon』no.9（１月１日発行号）</strong></em>
近年、人と同様、どうぶつでも急速に増えている、がん。がん医療の最前線から、家庭でできる予防ケアまで、こちらもお見逃しなく！
<a href="http://www.anicom-pafe.com/book/anicom_pafe.html">総力特集●わが家流 気づく心、治す力</a>
・第１章「わが子ががんになったとき　家族と医療ができること」
・第２章「がん探知犬知っていますか」「家族も元気で。早期発見で乳がん撲滅！」
・第３章「カゼからがんまで　病気になりにくい、なっても治りやすい、心と身体づくり」
・<a href="http://www.anicom-pafe.com/book/no_9/pop_clinic.html">WEB付録「選択肢の広がる、がん医療――がん治療の幅を広げる免疫療法最新事情」</a>


<em><strong>☆☆☆ お知らせ ☆☆☆</strong></em>
<strong>『PAFE japon』no.10が、４月１日発行！　
「元気丸が行く！」第２弾をお見逃しなく～</strong>
大好評だったno.9（１月１日発行）の「元気丸が行く！　緑と温泉を楽しむ早春の伊豆旅」に引き続き、no.10でも、特別企画を掲載。
今回は雑誌『散歩の達人』編集長の山口昌彦さんとミニチュア・シュナウザーのベンくんをゲストに迎え、日々の散歩とは“ひと味違う散歩”を体験します♪
もちろん、ウェブにも「思い出アルバム」が登場！
本誌では語られなかった裏話や暴露話（？）、二組の父と息子の素顔をご紹介します！
４月１日の本誌発行＆サイトアップをお楽しみに！]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">がんのしくみとがん医療　第４回</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 26 Mar 2008 12:17:47 +0900</pubDate>
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         <title>小さいがん細胞が、なぜ生死を左右する？</title>
         <description><![CDATA[<em>穴澤：</em>以前聞いた話で、悪性の、増殖力の強いがん細胞を培養液の中で育てたら、いつまでも増え続ける、つまり死なないというのがあったんですが、それは本当なんですか？

<em>藤田：</em>そうですよ。増え続けますね。

<em>穴澤：</em>普通の細胞であれば、「テロメア*」があるからある程度分裂を繰り返すと、そこで分裂が終わるじゃないですか。がん細胞にテロメアはないんですか？

＊テロメア：染色体の末端部にある構造。先端部を保護し、細胞分裂での染色体の正常な分配に不可欠。細胞分裂のたびに少しずつ短くなり、なくなると細胞は分裂しなくなる。短くなることが老化に関係する。

<em>藤田：</em>ないんだよね。テロメアがないのが、がん細胞。だから、どんどん増え続ける。

<em>穴澤：</em>だったら、がん細胞は一応不死身といえますよね。老化とか寿命ってテロメアが握っている部分があると思うんですけど、がん細胞の生命力の謎を解明できれば、不老不死の薬ができそうな気もするんですけど、どうなんでしょう？

<em>藤田：</em>そんなに長生きしたい（笑）？

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%98%E3%82%8D%E3%82%8A071127-2.jpg"><img alt="%E3%81%98%E3%82%8D%E3%82%8A071127-2.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%98%E3%82%8D%E3%82%8A071127-2-thumb.jpg" width="150" height="123" /></a>

<em>穴澤：</em>いやいや、そういう意味じゃなくて（笑）。それに不老不死とはいかなくても、アンチエイジング的なことができるんじゃないかと思うんですけど。

<em>藤田：</em>みんなそこを狙ってるんだけど、うまくいってないんだよね。だれでもね、そう考えるんだよ（笑）。

<em>穴澤：</em>そうなんだ。これは画期的だと思ったんですけど（笑）。あと、テロメアつながりで、もうひとつ疑問が。クローン技術ってあるでしょ？　羊のドリーとか。

<em>藤田：</em>はいはい。

<em>穴澤：</em>あれって、ある程度成長した羊の細胞からクローンを作ったじゃないですか。言い換えると、ある程度テロメアが短くなった細胞ということじゃないですか。そこからできたクローン羊の赤ちゃんの寿命って、どうなんでしょうね？

<em>藤田：</em>普通に考えると、ものすごく短命かもしれないよね。ただ、最近ではクローニングでテロメアが長くなったなんて話もあるし、まだよくわからないよね。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%B5%E3%83%BC%E3%82%93071231-3.jpg"><img alt="%E3%81%B5%E3%83%BC%E3%82%93071231-3.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%B5%E3%83%BC%E3%82%93071231-3-thumb.jpg" width="150" height="105" /></a>

<em>穴澤：</em>いけないいけない。また脱線してしまった（笑）。えーと、がんでしたよね。そういえば、腫瘍（しゅよう）っていっても身体全体の割合からしたら小さなものじゃないですか。それなのに、なぜ死ぬんですか？

<em>藤田：</em>正常な臓器の機能を停止させるからですよ。肺だって、肝臓だって、膵臓（すいぞう）だって、正常に機能していないと生きていけないんです。

<em>穴澤：</em>痛いがんと、あんまり痛くないがんがあるのはなぜですか？　

<em>藤田：</em>それは神経を刺激するようながんは痛いし、神経を麻痺（まひ）させるようながんは痛くないということですね。

<em>穴澤：</em>何がんが一番痛いんですか？

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%86%E3%80%81%E7%97%9B%E3%81%9D%E3%81%86071224-2_edited.jpg"><img alt="%E3%81%86%E3%80%81%E7%97%9B%E3%81%9D%E3%81%86071224-2_edited.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%86%E3%80%81%E7%97%9B%E3%81%9D%E3%81%86071224-2_edited-thumb.jpg" width="160" height="165" /></a>

<em>藤田：</em>うーん、一概にはいえない。同じ肺がんでも、腫瘍のできる場所によって違うから。

<em>穴澤：</em>一般的に若い人の方が、がんの進行が早いというのはなぜですか？

<em>藤田：</em>若い人は細胞分裂の速度も速いから、がん細胞も同じように増えていくということですね。年取ってくると細胞分裂の速度が遅いから、がん細胞の増え方も遅くなる。

<em>穴澤：</em>それはやっぱり犬の場合も同じなんですよね？

<em>藤田：</em>犬も同じ。細胞のターンオーバーが早いのが若さということだから。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E5%AD%90%E7%8A%ACkoinu-1_edited.jpg"><img alt="%E5%AD%90%E7%8A%ACkoinu-1_edited.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E5%AD%90%E7%8A%ACkoinu-1_edited-thumb.jpg" width="170" height="103" /></a>　<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E4%B8%B8080131-2_edited.jpg"><img alt="%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E4%B8%B8080131-2_edited.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E4%B8%B8080131-2_edited-thumb.jpg" width="140" height="165" /></a>

<em>穴澤：</em>よく「がんが転移した」とかいうじゃないですか。あれはどういう経路で転移するんですか？

<em>藤田：</em>一番多いのはリンパの流れだね。だから１カ所がんが見つかったら、その周辺のリンパ節を調べるんです。たとえば、乳がんが見つかったとき、ここにはこっちに流れるリンパがあるから、まずはそこのリンパ節を調べるということがある。そういうのを「所属リンパ節」というんです。

<em>穴澤：</em>なるほど。胃にがんが見つかったら次はどこを疑え、みたいな流れがちゃんとあるんですね。

<em>藤田：</em>そう。で、所属リンパ節を調べてがん細胞が見つからなければ、まず転移はしてないだろうとなるわけです。

<em>穴澤：</em>がん細胞ってね、不死身かもしれないけど、増殖すれば結局宿主（？）を死なせて自分も死ぬことになるじゃないですか。結局何がしたいんでしょうね（笑）。

<em>藤田：</em>がん細胞も困ってると思うよ。暴走なんてしたくないのに、自分では止められないし、だれも止めてくれない。がん細胞だって別に増えたくなんてないんじゃない？　だって自分も死んじゃうんだもん。きっと「もう嫌だー！　だれか止めてくれー！」とか思ってるよ（笑）。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%9D%E3%83%BC%E3%81%8B%E3%83%BC071031-5_edited.jpg"><img alt="%E3%81%9D%E3%83%BC%E3%81%8B%E3%83%BC071031-5_edited.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%9D%E3%83%BC%E3%81%8B%E3%83%BC071031-5_edited-thumb.jpg" width="150" height="145" /></a>

<em>穴澤：</em>そうですかね（笑）。だけどがん細胞は寄生虫やウイルスと違って、共生への道はないですからね。もともと自分の細胞だし。

<em>藤田：</em>でも、がん細胞はもう別の生き物なんですよ。別の生き物として認識しているからNK（ナチュラルキラー）細胞が攻撃するんです。

<em>穴澤：</em>なるほど。元は同じ仲間だったのに、自分で願ってそうなったわけでもないのに攻撃されて、何だか切ない話ですよね（笑）。

<em>藤田：</em>別に切なくはないけどね、がんだから（笑）。

<em>穴澤：</em>ところで最近は、がん検査も進歩して血液検査でほとんどわかるんですよね？

<em>藤田：</em>ある程度はわかりますよ。血液中にこういう物質があったら、あそこに腫瘍があるかもしれない、というような物質が特定できていますから。

<em>穴澤：</em>そういう物質を「腫瘍マーカー」というんでしたっけ。

<em>藤田：</em>そう。で、腫瘍マーカーが見つかったら、じゃあ正確にどこにがんがあるのかを「MRI」なんかで検査するんですよ。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/MRI_trim.JPG"><img alt="MRI_trim.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/MRI_trim-thumb.JPG" width="140" height="109" /></a>　<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E6%A8%AA%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%81%A4%E3%82%81%E3%82%8B071009-3.jpg"><img alt="%E6%A8%AA%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%81%A4%E3%82%81%E3%82%8B071009-3.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E6%A8%AA%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%81%A4%E3%82%81%E3%82%8B071009-3-thumb.jpg" width="150" height="107" /></a>

<em>穴澤：</em>あの人間の身体を輪切りにして見られる機械ですよね。

<em>藤田：</em>そうそう。だからね、穴澤くんも今度検査を受けるように。注射が怖いなんていってないで。私が血をとってあげるから（笑）。

<em>穴澤：</em>怖いなんていってませんよ。ちょっと怖いけど（笑）。では、次回はがん治療についてお話を聞かせてください。

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]]></description>
         <link>http://www.anicom-pafe.com/taidan/archives/2008/03/post_36.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">がんのしくみとがん医療　第３回</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 11 Mar 2008 16:37:04 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>良性と悪性って、何が違うんですか？</title>
         <description><![CDATA[<em>穴澤：</em>さて、体内の免疫系以外で、がんを抑えるものがあるということですが、それはいったい、どんなものなんですか？

<em>藤田：</em>食べ物の中に含まれる物質です。それも植物性の物質ですね。

<em>穴澤：</em>具体的には、どんなものがあるんですか？

<em>藤田：</em>大きく分けると、色のついた植物に含まれるポリフェノールやカテロイド、海藻などに含まれるフコイダン、大根やわさびなどに含まれる辛み成分のイオウ化合物、キノコ類などの苦み成分であるテルペン類やβ-グルカン、ハーブの香りの成分であるテルペン類とフェノール類などがあります。

<em>穴澤：</em>覚えられないです（笑）。でも、そういう物質にがんを抑える力があるんですね。

<em>藤田：</em>そう。このような、がんへの抑制力があるような物質を総称して「ファイトケミカル」っていうんですよ。そうそう、ファイトケミカルには大豆に含まれるイソフラボンなんかもありますね。イソフラボンは女性に、とってもいいんですよ。

<em>穴澤：</em>どうして、イソフラボンが女性にいいんですか？

<em>藤田：</em>イソフラボンは女性ホルモンと同じ構造をしているからね。だから、大豆をちゃんと食べていると、乳がん、卵巣がん、子宮がんになりにくいということが、はっきりしているんです。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%BB%E3%81%89080219-4.jpg"><img alt="%E3%81%BB%E3%81%89080219-4.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%BB%E3%81%89080219-4-thumb.jpg" width="160" height="144" /></a>

<em>穴澤：</em>へぇ、そうなんですね。ファイトケミカルに動物性のものはないんですか？

<em>藤田：</em>なぜか、みんな植物性なんだよね。

<em>穴澤：</em>じゃあ、肉食のどうぶつはファイトケミカルが摂れないですね。あ、自然界のどうぶつは草食どうぶつをまるごと食べるから、結果的には摂れているのか。

<em>藤田：</em>でしょうね。

<em>穴澤：</em>ファイトケミカルとは逆の「発がん性物質」や「発がん促進物質」って、自然界にも多少はあるということでしたけど、やっぱり文明社会の方が圧倒的に多いんですよね？

<em>藤田：</em>多いですよ。水道水に含まれるトリハロメタンなんかも「発がん性物質」だし。化学物質なんかにはとくに多いし、文明社会に浸れば浸るほど、「発がん性物質」に多く触れることになると思いますよ。

<em>穴澤：</em>ということは、いわゆる発展途上国の方が先進国よりがんになる確率が低いということですかね？

<em>藤田：</em>低いはずですけどね。というのは、難しいところがあって、発展途上国の方が平均寿命が短いということがあるから。他の病気にかかったりして。あと、医療面でもがんを見つけられなかったり。でもね、どう考えても文明社会の方ががんになる確率は高いと私は思うんですよ。

<em>穴澤：</em>日本の場合でいえば、がんは死因の１位でしょう？

<em>藤田：</em>３人にひとりががんで死んでるからね。脳卒中とか心筋梗塞（しんきんこうそく）が減ってきて、がんがぐーっと増えてきてるんです。

<em>穴澤：</em>そういう意味でいうと、自然界で暮らすどうぶつに比べて、犬とか猫は人と暮らしている分、がんになる確率も高くなっているんでしょうね。

<em>藤田：</em>だと思うよ。だって自然界のどうぶつに比べて、犬や猫の方が人間といる分、発がん性物質に触れる機会も多いから。あとは、昔と今では犬や猫の暮らしも変わってきたでしょう。きちんとフィラリア予防薬やワクチンなんかも打ったりして、健康になってる。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%A2IMG_809-7.jpg"><img alt="%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%A2IMG_809-7.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%A2IMG_809-7-thumb.jpg" width="160" height="107" /></a>

<em>穴澤：</em>そうですね。富士丸も、フィラリア予防薬や８種混合ワクチンをきちんとやってますから。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E8%96%AC_%EF%BC%91060904-3.jpg"><img alt="%E8%96%AC_%EF%BC%91060904-3.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E8%96%AC_%EF%BC%91060904-3-thumb.jpg" width="160" height="141" /></a>

<em>藤田：</em>他の病気が減って寿命が延びた分、今度は加齢によってがんになることも増えてきたんじゃないかと思うんですよ。そういう意味で、犬も人間と同じになってきた。

<em>穴澤：</em>そうかもしれないですよね。富士丸だってもう６歳だし、注意しないといけないと思って、年に一度、健康診断に連れて行くことにしたんですよ。

<em>藤田：</em>富士丸もそうだけど、穴澤くんもきちんと健康診断受けた方がいいよ。

<em>穴澤：</em>あ、はい（笑）。

<em>藤田：</em>今度、私が検査してあげるから。

<em>穴澤：</em>あ、よろしくお願いします。ところでがん細胞がどこかに定着して塊（かたまり）になったのを「腫瘍」というんですよね。同じ腫瘍でも「良性」とか「悪性」とかいうじゃないですか。あれって、どういう違いなんですか？

<em>藤田：</em>良性というのはある程度増殖するけど、止まっちゃうヤツ。止まっちゃって、正常な臓器の機能は邪魔しない。悪性というのは、とにかく増え続けて、いろんな所へ転移しちゃうし、結果的に定着した場所の臓器を動かなくするやつですね。

<em>穴澤：</em>ということは、増殖力の違いで、良性か悪性かに分かれるわけですね。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E8%89%AF%E3%81%84%E5%AD%90306-1edited.jpg"><img alt="%E8%89%AF%E3%81%84%E5%AD%90306-1edited.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E8%89%AF%E3%81%84%E5%AD%90306-1edited-thumb.jpg" width="155" height="141" /></a><a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E6%82%AA%E3%81%84%E5%AD%90%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9220-2.jpg"><img alt="%E6%82%AA%E3%81%84%E5%AD%90%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9220-2.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E6%82%AA%E3%81%84%E5%AD%90%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9220-2-thumb.jpg" width="160" height="138" /></a>

<em>藤田：</em>そう、だから良性と悪性ってはっきり分かれているわけじゃなくて、ここぐらいまでなら大丈夫かな、ここぐらいだと危険かもしれない、というようなレベルがあるんですよ。

<em>穴澤：</em>それは何を見ればわかるんですか？

<em>藤田：</em>腫瘍からがん細胞を取って顕微鏡で見るわけ。良性と悪性で形が違うからね。

<em>穴澤：</em>区別がバシッと分かれているわけじゃないんですよね？　だったら、この形に近づいてきたらヤバイぞ、というような感じなんですか？

<em>藤田：</em>ステージ１からステージ５とかがあるんですよ。細胞って、細胞膜があって、核があってという形があるでしょう。それを病理のプロが見る。で、切り取ってしまいましょうかとか、少し様子を見ましょうかとなるんです。

<em>穴澤：</em>じゃあ、犬の場合にも良性と悪性はあるんですか。

<em>藤田：</em>もちろん、ありますよ。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E6%82%AA%E3%81%84%E5%AD%90%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%AF%84%E3%82%8A220-2.jpg"><img alt="%E6%82%AA%E3%81%84%E5%AD%90%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%AF%84%E3%82%8A220-2.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E6%82%AA%E3%81%84%E5%AD%90%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%AF%84%E3%82%8A220-2-thumb.jpg" width="160" height="108" /></a>

<em>穴澤：</em>がんって、肺にできたら「肺がん」、胃にできたら「胃がん」といいますけど、どうして「脳がん」とはいわないんですか？

<em>藤田：</em>それはね、脳の場合は、増殖しようがしまいが、そこに腫瘍ができたこと自体が問題なんですよ。いくら良性の腫瘍でも、たとえば言語中枢をつかさどる所にできたら言葉が話せなくなったり。だから脳の場合、腫瘍に良性も悪性もないんですよ。

<em>穴澤：</em>なるほど。脳に腫瘍ができるときって、大脳皮質とか表面だけじゃなくて海馬とか、もっと中の方にできることもあるんでしょう？

<em>藤田：</em>ありますよ。

<em>穴澤：</em>取りようがないじゃないですか。

<em>藤田：</em>取るのは、とても難しい。だから脳の奥の方にできたらダメだということになるけども、それを取れる名医が日本にひとりかふたりぐらいいるんだよね。ここまでなら取れる、という人が。

<em>穴澤：</em>どうやって取るんですか？　大脳をいったんゴソッとよけたりするんですか？

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%86%E3%83%BC%E6%80%96%E3%81%84080109-2.jpg"><img alt="%E3%81%86%E3%83%BC%E6%80%96%E3%81%84080109-2.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%86%E3%83%BC%E6%80%96%E3%81%84080109-2-thumb.jpg" width="160" height="120" /></a>

<em>藤田：</em>違う違う（笑）。安全なところからメスを入れるんです。そういう難しいことができる人がいるんですよ。

<em>穴澤：</em>脳の表面にできた場合だと、頭蓋骨に穴を開けて腫瘍を取るんですか？

<em>藤田：</em>うーん、脳でも影響が少ない所だといいんだけど、重要な働きをしている所に腫瘍ができたりするとね、できない。取ったら何が起こるかわからないから。

<em>穴澤：</em>脳って、まだまだわかってないことの方が多いっていいますものねぇ。おっといけない、個人的に聞きたいことばかり聞いてしまいました（笑）。では、次回はさらにボクが個人的に知りたいことについて、お話を聞かせてください（笑）。

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近年、人と同様、どうぶつでも急速に増えている、がん。がん医療の最前線から、家庭でできる予防ケアまで、こちらもお見逃しなく！
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・第１章「わが子ががんになったとき　家族と医療ができること」
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         <link>http://www.anicom-pafe.com/taidan/archives/2008/03/post_35.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">がんのしくみとがん医療　第２回</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 11 Mar 2008 15:08:43 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>団体行動が取れないヤツらが、団体を作る？</title>
         <description><![CDATA[<em>穴澤：</em>「元気丸で行こう！」今月のテーマは「がん」なんですが、ずばり「がん」とは何なんでしょう？

<em>藤田：</em>我々人間も含めて生物の身体というのは、ひとつひとつの細胞がいろいろな制御のもとに働いているんです。

<em>穴澤：</em>脳からの指令ですか？

<em>藤田：</em>脳だけじゃないですよ。ホルモンとか、神経系とか、免疫系とか、さまざまな制御システムが働いているんです。がん細胞というのは、簡単にいえば、この制御を無視して暴走する細胞のことです。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E6%9A%B4%E8%B5%B0%EF%BC%9F.JPG"><img alt="%E6%9A%B4%E8%B5%B0%EF%BC%9F.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E6%9A%B4%E8%B5%B0%EF%BC%9F-thumb.JPG" width="160" height="118" /></a>（暴走？　NO、ダッシュ！）

<em>穴澤：</em>暴走とは、具体的にどんなふうに？

<em>藤田：</em>人間の身体というのは、約60兆個の細胞からできている。で、そのうち約２％が毎日の新陳代謝などで新しく生まれ変わってるんですよ。細胞が増えるばかりじゃ困るから、死ぬべき細胞は死んでくれないといけない。そこで、不要な細胞は自滅するようなシステムになっているんですよ。

<em>穴澤：</em>いわゆる「アポトーシス」というやつですね。

<em>藤田：</em>よく知ってるね（笑）。お母さんのおなかの中で、赤ちゃんの手ができるときだって、指の間の細胞がどんどんアポトーシスとして死んでいく。で、最終的に手の形になるというように、不要な細胞は自ら死んでいくような制御がかかっているわけですよ。その制御を無視してどんどん増えていくのが、がん細胞です。

<em>穴澤：</em>「死になさい」という命令があっても、「死なねーよ」と反抗するわけですね（笑）。ま、細胞だって好き好んで死にたくはないでしょうけど。

<em>藤田：</em>だけど、身体というのは、そういうふうにできている。じゃないと、細胞は増えるばっかりで生まれ変わらない、つまり成長しない。人間の身体の働きを細胞の団体行動だと考えると、がんというのはその団体行動が取れないヤツらなんですよ。穴澤くんのように（笑）。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/f659%E3%81%B5%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%81%A3%E3%81%8D%E3%82%8A.JPG"><img alt="f659%E3%81%B5%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%81%A3%E3%81%8D%E3%82%8A.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/f659%E3%81%B5%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%81%A3%E3%81%8D%E3%82%8A-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>穴澤：</em>ほっといてくださいよ（笑）。確かに、団体競技とか昔から大嫌いですけど。

<em>藤田：</em>まぁ、これを人間に置き換えると、死ぬだの死なないだのと物騒な話になりますけど、細胞レベルで見ると、生物の身体の中では日々起こっている必要不可欠なことなんですよ。

<em>穴澤：</em>ところで、がん細胞というくらいだから、がんも細胞なんですよね？

<em>藤田：</em>そう。もともとは正常な細胞ですよ。それがある時おかしくなる。

<em>穴澤：</em>あくまでイメージなんですけど、がん細胞って、黒いんですか？

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_9017%E9%BB%92%E3%81%84%EF%BC%9F.JPG"><img alt="IMG_9017%E9%BB%92%E3%81%84%EF%BC%9F.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_9017%E9%BB%92%E3%81%84%EF%BC%9F-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>藤田：</em>黒くないよ（笑）。色じゃなくて、問題なのは性質。それに正常な細胞がいきなりがんになるわけでもないんですよ。

<em>穴澤：</em>正常細胞が、がん細胞に変身するのにステップがあるんですか？

<em>藤田：</em>ありますよ。まず正常細胞が「発がん性物質」などの影響で「変異細胞」というのに変わる。この段階では、まだがん細胞ではないんです。

<em>穴澤：</em>予備軍、みたいなもんですか。

<em>藤田：</em>はい。それこそ見た目も正常細胞と区別がつかないほどなんですけど、さらに「発がん促進物質」が入ってくると、それが発がん性物質を助けて、変異細胞ががん細胞になるというわけです。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E5%A4%89%E8%BA%AB%E3%82%AC%E3%82%AA%E3%83%BC.JPG"><img alt="%E5%A4%89%E8%BA%AB%E3%82%AC%E3%82%AA%E3%83%BC.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E5%A4%89%E8%BA%AB%E3%82%AC%E3%82%AA%E3%83%BC-thumb.JPG" width="160" height="170" /></a>

<em>穴澤：</em>「発がん性物質」と「発がん促進物質」というのがあるんですね。さっき「正常細胞が発がん性物質などの影響で」といわれましたが、「など」って、ほかには何があるんですか？

<em>藤田：</em>単純に細胞が増えるときにDNAのコピーに失敗することもあります。だから、がん細胞というのは、健康な若い人でも毎日約3000個くらいはできているんですよ。だけど、それはNK（ナチュラルキラー）細胞なんかがやっつけているんです。

<em>穴澤：</em>「Th1」が後押ししてるヤツですね。さすがにもう覚えましたよ（笑）。

<em>藤田：</em>ところが年をとってくると、がん細胞をやっつける力が弱まってくる。同時に加齢は「変異細胞」を作る原因にもなる。だから、年を取ると、がんになりやすいんですよ。

<em>穴澤：</em>健康な若い人でも毎日がん細胞ができているということですが、生まれたばっかりの赤ちゃんでもそうなんですか？

<em>藤田：</em>正確な個数まではわからないけど、だいたい生まれてすぐでも、がん細胞はできますよ。

<em>穴澤：</em>犬だって、がんになるでしょう。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%83.JPG"><img alt="%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%83.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%83-thumb.JPG" width="160" height="183" /></a>

<em>藤田：</em>なりますね。

<em>穴澤：</em>自然界に生きる生物も、がんになるんでしょう？　たとえば、サバンナのチーターもがんになったり。

<em>藤田：</em>なりますよ。発がん性物質は文明社会の方がずっと多いけど、自然界にもあるからね。あと、加齢はどの生きものにもあるものだから。

<em>穴澤：</em>寄生虫も、がんになるんですか？

<em>藤田：</em>どうだろう。そういう目で調べたことないから（笑）。でも、なるんじゃないかな。

<em>穴澤：</em>がんにならない生物っているんですか？

<em>藤田：</em>うーん、細胞が分裂して増えてアポトーシスで死んで、という流れがある以上、どうしても、がん細胞は出てくるでしょうね。

<em>穴澤：</em>疑問なんですけどね、がんって、不必要なものじゃないですか。いいことなんかひとつもない。自然界の流れの中で、どうして淘汰されないんでしょう。とてもがんが生物にとって必要だとは思えないんですが。

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<em>藤田：</em>必要はないんだけど、細胞が生まれて死ぬという過程には必ずつきまとうことなんだよ。たとえば、紙を100枚コピーしたら1枚ぐらいエラーがあったり、100枚はうまくいったけど1000枚だったらエラーが出た、というように、細胞が増えていくコピーの過程でも必ずエラーは起こってくるんです。

<em>穴澤：</em>あぁ、確かに。「完璧な人」なんていませんもんね（笑）。

<em>藤田：</em>そう（笑）。だけど、がん細胞が単体でいたって別に怖くないんですよ。それがどこかに定着して、どんどん増殖して塊（かたまり）を作っちゃう。それが腫瘍です。こうなって初めて「がん」と呼ぶわけです。

<em>穴澤：</em>団体行動が取れないヤツらが。団体を作っちゃうんですね（笑）。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%B5%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%81%A3%E3%81%8D%E3%82%8A%E5%AF%84%E3%82%8A.JPG"><img alt="%E3%81%B5%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%81%A3%E3%81%8D%E3%82%8A%E5%AF%84%E3%82%8A.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%B5%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%81%A3%E3%81%8D%E3%82%8A%E5%AF%84%E3%82%8A-thumb.JPG" width="160" height="129" /></a>

<em>藤田：</em>でもね、我々の身体というのはエラーが起こることを想定して、がんにならないためにさまざまな対策をしているわけですよ。それがさっきいった免疫だったり。

<em>穴澤：</em>免疫系のほかにもあるんですか？

<em>藤田：</em>ありますよ。「変異細胞」を「がん細胞」に変える「発がん促進物質」というのがあるといったでしょう。それとは、逆の働きをする物質もあるんです。

<em>穴澤：</em>では、次回はそのあたりのお話を聞かせてください。

<br /><br /><br />
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">がんのしくみとがん医療　第１回</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 06 Mar 2008 10:10:17 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>免疫力アップに、今日のごはんからできそうなこと！</title>
         <description><![CDATA[<em>穴澤：</em>さて、最終回の今回は「免疫力を上げるにはどうすればいいか！」ということなんですが。

<em>藤田：</em>免疫力の70％は腸内細菌で、残り30％は精神面で決まるといわれているんですよ。だから、“食事”と“気持ち”ですね。

<em>穴澤：</em>また簡単な回答ですね（笑）。

<em>藤田：</em>この“気持ち”は、「Th1」が非常に影響を受けやすいんです。笑うことでNK細胞（ナチュラルキラー細胞）がわーっと増えますが、これを出させているのが「Th1」。

<em>穴澤：</em>「Th1」は、おもに、がん細胞をやっつける免疫系でしたね。アレルギー反応に関係する「Th2」は精神面の影響をあまり受けないんですか？

<em>藤田：</em>「Th1」が、まずもろに影響を受ける。喉頭（こうとう）がんになった人に注目すると、いつもニコニコしている人が再発率ゼロなのに対し、全然笑わないような人は再発率約50％ですからね。一方で、「Th2」には影響ないのかといえば、そうでもなくて、アトピーの子どもを「よくなった、よくなった」とほめると治ってきたりする。だから、やっぱり関係はあるんですけど、時間がかかるんです。

<em>穴澤：</em>がんになったら、笑った方がいいんですね（笑）。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/071101-1%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%83.jpg"><img alt="071101-1%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%83.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/071101-1%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%83-thumb.jpg" width="160" height="210" /></a>

<em>藤田：</em>「Th1」はものすごく精神の影響を受けるからね。アメリカでは今、「サイモントン療法」というのも盛んだし。

<em>穴澤：</em>サイモントン療法？

<em>藤田：</em>そう、簡単にいえば、心理療法、イメージ療法です。毎日ね、がん患者にNK細胞とがん細胞の絵を描かせるんですよ。で、がん細胞の方を大きく描いたら「もうちょっとNK細胞の方が大きいんじゃない？」とかいって指導するんです。そうしていくとね、実際の体内でも本当にがん細胞が小さくなったりするんですよ。とにかく、NK細胞っていうのは精神面の……

<em>穴澤：</em>あの、教授、ちょっといいですか。

<em>藤田：</em>どうしたの？

<em>穴澤：</em>がんについては来月詳しくやろうと思っているんですよ。だから、そのときに（笑）。

<em>藤田：</em>そうか、そうか（笑）。すみません。

<em>穴澤：</em>いえ、謝っていただくことでは！　でも一応今回は、「免疫力とアレルギー」というテーマなので、アレルギーを抑えるための具体的なアドバイスをいただけますか（笑）。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_4903%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99.JPG"><img alt="IMG_4903%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_4903%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>藤田：</em>はいはい（笑）。まず「規則正しい生活をすること」。これだけでずいぶん違ってきますよ。あとは「バランスのとれた食事をとること」。

<em>穴澤：</em>どんな食事がいいですか？

<em>藤田：</em>なるべく高カロリーの食事は避けて、野菜中心の食事がいいですね。

<em>穴澤：</em>高カロリーの食事は、どうしてダメなんですか？

<em>藤田：</em>高カロリーの食品を食べ過ぎると消化酵素の分泌が追いつかなくて、アミノ酸に分解できず、ペプチドのまま胃で吸収される。これがアレルギーを引き起こす要因のひとつになるんです。

<em>穴澤：</em>「ペプチド」って、聞いたことありますけど何なんですか？

<em>藤田：</em>アミノ酸がつながった状態がペプチドです。たんぱく質というのはまずペプチドという高分子に分解されて、それがさらに分解されてアミノ酸になるんです。アミノ酸だといいんだけど、高分子のペプチドのまま吸収されると、それに対して「IgE抗体」を出してしまうことがあるんです。

<em>穴澤：</em>なるほどぉ。IgE抗体は「免疫力とアレルギー　第１回」で説明してもらいましたね。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%9D%E3%81%86.JPG"><img alt="%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%9D%E3%81%86.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%9D%E3%81%86-thumb.JPG" width="160" height="200" /></a>

<em>藤田：</em>そうですね。そして、肥満細胞にIgE抗体と異物がくっつくと、中からヒスタミンやセロトニンが出て、アレルギー反応が起きる。食事の面では、ヒスタミン自体を多く含む食材もなるべく避けた方がいいですね。

<em>穴澤：</em>ヒスタミンを多く含む食材って、何ですか？

<em>藤田：</em>カツオ、マグロ、イカ、タケノコ、山芋、里芋、栗、そばなどに多く含まれています。

<em>穴澤：</em>日本人が好きそうなモノばっかりですね（笑）。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%83%8F%E3%83%8F%E3%83%8F.JPG"><img alt="%E3%83%8F%E3%83%8F%E3%83%8F.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%83%8F%E3%83%8F%E3%83%8F-thumb.JPG" width="160" height="189" /></a>

<em>藤田：</em>ほかにはやっぱり、加工品などの食品添加物を多く含んだ食材もよくないですね。食品添加物がアレルギー反応を誘発することがありますからね。

<em>穴澤：</em>「食の安全　第１回」でも出てきましたね。では、反対にアレルギー反応を抑える食材とはどんなものでしょう？

<em>藤田：</em>イワシ、サバなどの青魚の多くに含まれている「EPA（エイコサペンタ塩酸）」という物質はアレルギー反応を抑える働きがあるので、いいでしょうね。それに赤しそのエキス、これにも「IgE抗体」を抑える作用がある。そのほかにはバラ科の甜茶（てんちゃ）に含まれる「甜茶ポリフェノール」も、ヒスタミンの放出を抑える働きがあります。

<em>穴澤：</em>ボク、サバは大好きです。とくに塩焼きが（笑）。

<em>藤田：</em>それから、緑黄色野菜や大豆製品。緑黄色野菜には、粘膜や皮膚を強化するβ-カロテンや白血球の働きを強化するビタミンC、大豆には必須アミノ酸や大豆オリゴ糖が含まれているので、免疫力を高めるのにいいですね。あとは、ヨーグルトや納豆などの生きた微生物を含む食材も腸内細菌を育てるので、免疫力を高めるのにいいです。

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<em>穴澤：</em>けど、どれも食べ過ぎたらダメなんでしょう？

<em>藤田：</em>何でも食べ過ぎはダメだよ（笑）。肝心なのは、ほどほどとバランス。

<em>穴澤：</em>そういったことに気を配って免疫力を高めていけば、アレルゲンや免疫とは関係ないとされているアレルギー反応も自然と落ち着いてくるものなんでしょうか？

<em>藤田：</em>そうでしょうね。どんな症状でも根っこにはバランスの崩れがあるから。

<em>穴澤：</em>ボクもそうですけど、富士丸の食事や生活についても気を配らないといけませんね。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/071228-3%E3%83%A8%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%AF.jpg"><img alt="071228-3%E3%83%A8%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%AF.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/071228-3%E3%83%A8%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%AF-thumb.jpg" width="160" height="160" /></a>

<em>藤田：</em>そうだね。でも、まず穴澤くんが元気でいないと、富士丸だって散歩に行けなくなるし、ごはんも食べられないからね。自分のことも、ちゃんと気をつけた方がいいよ。

<em>穴澤：</em>はい（笑）。ところで、そろそろ締めなんですが、今後の日本人の免疫力はどうなっていくと思いますか？

<em>藤田：</em>残念ながら、どんどん落ちて行くでしょうね。人間というのは、文明とか文化をよいと考えている珍しい生物なんですよ。だから、どんどん効率的できれいな環境を作ってきたんです。人間以外でそんなこと思っている生物はいないから。でも、人間はそれがいいと思っているんだから仕方ない（笑）。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/071127-2%E3%81%86%E3%83%BC%E3%82%93.jpg"><img alt="071127-2%E3%81%86%E3%83%BC%E3%82%93.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/071127-2%E3%81%86%E3%83%BC%E3%82%93-thumb.jpg" width="160" height="131" /></a>

<em>穴澤：</em>確かに、便利できれいなほうがいいと考えますよね、人は。

<em>藤田：</em>でもそれは全部、我々の免疫力を落とす方向へ進んでいるんです。文明は人類を老化に向かわせているというのは、多くの学者が認めていることだからね。でもそれは仕方ないことなんです。より効率的に、より快適に、よりきれいに――、我々はそういう生き物だから。これからも、その傾向は強まるでしょう。

<em>穴澤：</em>そうかもしれませんね。一度快適に慣れたら、そこから戻るのはなかなかできないから。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/071106-2%E5%BF%AB%E9%81%A9.jpg"><img alt="071106-2%E5%BF%AB%E9%81%A9.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/071106-2%E5%BF%AB%E9%81%A9-thumb.jpg" width="160" height="118" /></a>

<em>藤田：</em>だけど、そこには必ず落とし穴があるよ、と私はいっているわけです。文明にどっぷり浸かってしまうと、免疫力も落ちるし。免疫力が落ちるということは、生きる力が弱まるということですからね。

<em>穴澤：</em>確かにそうですね。免疫力とは強く生きる力ですから。

<em>藤田：</em>そういうこと。だから小さいお子さんがいるお母さんも、そこに気付かなくちゃいけない。何も文明を捨てろとはいいません。でも、家でゲームばっかりやってないで外で遊びなさい、と。強い子に育つように。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/080101-2%E6%95%A3%E6%AD%A9%21.jpg"><img alt="080101-2%E6%95%A3%E6%AD%A9%21.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/080101-2%E6%95%A3%E6%AD%A9%21-thumb.jpg" width="160" height="218" /></a>

<em>穴澤：</em>なるほど。“免疫力は生きる力”というのはいい響きですね。いやー、なんとなくまとまった気がします（笑）。どうもありがとうございました。]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">免疫力とアレルギー（２）　第４回</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 27 Feb 2008 23:11:03 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>犬もかかるインフルエンザ。「インフルエンザ」って何者？</title>
         <description><![CDATA[<em>穴澤：</em>これまで免疫力について話を続けてきましたが、季節的に外せない話題をひとつ質問してもいいですか？

<em>藤田：</em>いいですよ、何ですか？

<em>穴澤：</em>「風邪」と「インフルエンザ」の違いって何でしょう？

<em>藤田：</em>はっきり違うのは、「インフルエンザ」は「ウイルス性の風邪の一種」、「風邪」は「症候群」ということです。

<em>穴澤：</em>インフルエンザの原因がウイルスなのはなんとなく知っていましたけど、風邪は症候群なんですか？

<em>藤田：</em>風邪の大部分はウイルス性なんだけど、細菌性のものもあるし、特にこれといった原因がない場合もある。急に寒くなってクシャンクシャンいってるのも、風邪だからね。同じような症状を出すものを、総称で「風邪」といっているんです。

<em>穴澤：</em>鼻水、くしゃみ、のどの痛み、発熱とかそういうことですね。

<em>藤田：</em>そうです。インフルエンザの症状も最初は同じようなものなんですけど、それがなかなか治らなくて、ひどいときは気管支炎や肺炎になることもある。そういう重症になる可能性がある点が、風邪とは大きく違うところですね。

<em>穴澤：</em>免疫力の高い人はインフルエンザウイルスが入ってきても、やっつけちゃうものなんですか？

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%BC%E9%A2%A8IMG_1026-1.jpg"><img alt="%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%BC%E9%A2%A8IMG_1026-1.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%BC%E9%A2%A8IMG_1026-1-thumb.jpg" width="160" height="187" /></a>

<em>藤田：</em>やっつけちゃいますよ。ワクチンも有効だし。

<em>穴澤：</em>どうして、インフルエンザウイルスって毎年流行する型が変わるんですか？

<em>藤田：</em>きっと免疫があるからでしょう。たとえば、今年インフルエンザウイルスの何型というのが流行ったとしたら、それに対して我々は免疫ができる。すると、次の年に同じ型のインフルエンザウイルスがやってきてもあまり流行らない。でもまた、違う型のインフルエンザウイルスがやってきたら、それに対してはまだ免疫がないから爆発的に増える、というしくみです。

<em>穴澤：</em>実際には去年と同じインフルエンザウイルスはやってきてはいるけれども、こっちがかからなくなったということなんでしょうか。

<em>藤田：</em>でしょうね。

<em>穴澤：</em>最近は犬もインフルエンザになるっていいますから、富士丸も気をつけないと。かかるときはかかるでしょうけど。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%82%AE%E3%83%A7%E3%83%83IMG7099.JPG"><img alt="%E3%82%AE%E3%83%A7%E3%83%83IMG7099.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%82%AE%E3%83%A7%E3%83%83IMG7099-thumb.JPG" width="160" height="239" /></a>

<em>藤田：</em>富士丸は丈夫そうだけどね！

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%82%8F%E3%82%93%EF%BC%81.JPG"><img alt="%E3%82%8F%E3%82%93%EF%BC%81.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%82%8F%E3%82%93%EF%BC%81-thumb.JPG" width="160" height="129" /></a>

<em>穴澤：</em>そもそもインフルエンザウイルスってどこからやってくるんですか？

<em>藤田：</em>インフルエンザウイルスのA型というのは、もともとカモの中にいる。でもカモは何ともないんですよ。何の症状も出ない。ところが同じ水鳥でもアヒルの中に入ると10羽中３羽ぐらいに症状が出る。それがニワトリに入ると全滅。感染する種が変わると、すごく病原性をもつことがあるんです。

<em>穴澤：</em>カモはインフルエンザウイルスがいても平気なんですか。

<em>藤田：</em>平気ですよ。ウイルスにもそれぞれ「ここで暮らしたい」という宿主がいるんです。インフルエンザウイルスのA型の場合はそれがカモで、カモには何の悪さもしない。でもそれが、別の生き物に入ると悪さをするんです。

<em>穴澤：</em>それはどこかで聞いた話のような……。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%84%E3%81%88%E3%81%B0IMG4516.JPG"><img alt="%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%84%E3%81%88%E3%81%B0IMG4516.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%84%E3%81%88%E3%81%B0IMG4516-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>藤田：</em>エボラウイルスも同じですよ。人に感染すると、エボラ出血熱という怖い病気になりますけど、あれはもともとアフリカのジャングルにいるミドリザルの中にいたウイルスなんです。

<em>穴澤：</em>ミドリザルは全身の穴という穴から血が噴き出したりしないんですか（笑）？

<em>藤田：</em>しませんよ（笑）。ミドリザルにとっては、いても平気なウイルスなんです。SARS（サーズ）も同じ。中国の山奥にいるハクビシンの中にいたウイルスで、ハクビシンは全く症状なし。

<em>穴澤：</em><a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/archives/cat46/">その性質は全く寄生虫と同じじゃないですか！</a>

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%A0%EF%BC%81070906-1.jpg"><img alt="%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%A0%EF%BC%81070906-1.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%A0%EF%BC%81070906-1-thumb.jpg" width="160" height="128" /></a>

<em>藤田：</em>そうなんです。寄生虫も微生物も、みんなそうなんです。みんな好きなところがある。そこではもう宿主と共生しちゃって、いても邪魔しないし、むしろいてくれた方がいいという関係を築いているわけです。そうしないと、宿主だっていつまでもタダで場所を貸してくれないでしょ。

<em>穴澤：</em>何か宿主にも見返りがないと？

<em>藤田：</em>人だって腸の中に腸内細菌を持っているけど、ただで住まわせているわけじゃないでしょ。ちゃんと免疫力をもらってね。皮膚にいる菌にもちゃんと肌を守ってもらっていて、決してタダでは住まわせているわけではないから。

<em>穴澤：</em>で、自分の居心地が悪いところへ行くと悪さをすると。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%B8%E3%81%A3%E3%81%B8%E3%81%A3%E3%81%B8060811-1.jpg"><img alt="%E3%81%B8%E3%81%A3%E3%81%B8%E3%81%A3%E3%81%B8060811-1.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%B8%E3%81%A3%E3%81%B8%E3%81%A3%E3%81%B8060811-1-thumb.jpg" width="160" height="123" /></a>

<em>藤田：</em>そういうことです。

<em>穴澤：</em>ところで、ウイルスって生物なんですか？

<em>藤田：</em>「半生物」です。

<em>穴澤：</em>なんですか、その「半」という中途半端加減は（笑）。ウイルスって、単細胞生物でもないですよね。一体、何なんですか？

<em>藤田：</em>粒子、ですね。それ単体では生きていけないけど、どこかの細胞の中に入ると、生物と同じようなことをする。自分のコピーを増やしたり。でも、また外で出ると、粒子になる。

<em>穴澤：</em>変なヤツらですね（笑）。だけど、自分のコピーを作るということはDNAももっているんですよね？

<em>藤田：</em>DNA（デオキシリボ核酸）をもってるヤツばっかりじゃないですよ。RNA（リボ核酸）しかもたないヤツもいる。それをレトロウイルスっていうんですよ。エイズウイルスなんかもそう。

穴澤：エイズウイルスって、確か免疫系をダメにするんですよね。

<em>藤田：</em>そう、「Human Immunodeficiency Virus」の略で「HIV」。直訳すると「ヒト免疫不全ウイルス」。

<em>穴澤：</em>病名は「後天性免疫不全症候群」でしたっけ？　エイズって結局免疫が落ちて、何でもないことで死んでしまうんですよね？

<em>藤田：</em>エイズウイルスはヘルパーT細胞にだけ感染して、ダメにしてしまう。ヘルパーT細胞というのは「Th1」も「Th2」も関係しているから、発症すれば免疫全体の機能がなくなっちゃう。その結果、トキソプラズマなんていう、だれにでもいて症状も出ないような菌に負けちゃうんです。

<em>穴澤：</em>免疫力がなくなるって、本当に怖いですよね。では、次回はいよいよ免疫力を高める方法などのお話を聞かせてください。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E9%AB%98%E3%82%81%E3%82%8B%EF%BC%81070902-1.jpg"><img alt="%E9%AB%98%E3%82%81%E3%82%8B%EF%BC%81070902-1.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E9%AB%98%E3%82%81%E3%82%8B%EF%BC%81070902-1-thumb.jpg" width="160" height="200" /></a>]]></description>
         <link>http://www.anicom-pafe.com/taidan/archives/2008/02/post_32.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">免疫力とアレルギー（２）第３回</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 21 Feb 2008 10:15:52 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>人とミミズ、免疫力がより強いのはどっち？</title>
         <description><![CDATA[<em>穴澤：</em>さて、現在市販されている花粉症の薬って、抗ヒスタミン薬が多いそうなんですが、それって花粉症の犬にも効くんですか？

<em>藤田：</em>効きますよ。もちろん、人とは違う分量を処方しないといけないと思いますが、体内で起こっている現象としては同じなので。

<em>穴澤：</em>抗ヒスタミン薬って、副作用は何があるんですか？

<em>藤田：</em>眠くなったり、機嫌が悪くなったり。私はのんだら機嫌が悪くなりますね（笑）。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG1108-7%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%82%93%E3%81%B5%E3%82%8A.jpg"><img alt="IMG1108-7%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%82%93%E3%81%B5%E3%82%8A.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG1108-7%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%82%93%E3%81%B5%E3%82%8A-thumb.jpg" width="160" height="203" /></a>

<em>穴澤：</em>機嫌が悪くなるって、どういうメカニズムでそうなるんですか？

<em>藤田：</em>抗ヒスタミン薬といっても、ヒスタミンの働きだけをブロックしているのでは駄目なんですよ。ほかにもセロトニンだとか、さまざまな物質の働きを抑えているんです。全部並べていたら長いから、総称として抗ヒスタミン薬といっているだけでね。

<em>穴澤：</em>なるほど。で、結果的に脳内にあるセロトニンの働きも抑えてしまうから、安心や落ち着きを感じなくなって、機嫌が悪くなるというわけですか。

<em>藤田：</em>そう。本当は鼻やのどでアレルギー反応を起こしているセロトニンだけを抑えたいんだけど、同時に全身のセロトニンの働きを抑えてしまう。本当は脳内のセロトニンの働きは抑えたくないんだけども。

<em>穴澤：</em>「<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/archives/cat54/">免疫力とアレルギー　第２回</a>」で話していただきましたが、セロトニンって、脳内と粘膜では働きが違うんでしたよね。そこがやっかいですよね。

<em>藤田：</em>肥満細胞の中のセロトニンは安心感とは全く関係ないんですが、そこだけを抑えることはできないんですよ。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG1024-3%E5%8E%84%E4%BB%8B%E3%81%A0.jpg"><img alt="IMG1024-3%E5%8E%84%E4%BB%8B%E3%81%A0.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG1024-3%E5%8E%84%E4%BB%8B%E3%81%A0-thumb.jpg" width="160" height="117" /></a>

<em>穴澤：</em>セロトニンで思い出したんですけど、前にテレビ番組で老衰（ろうすい）で自然死した方と、うつ病で自殺した人の脳を比較していたのを見たことがあるんですよ。脳をスライスして特殊な液体に浸すとね、うつ病だった人の脳には、ほとんどセロトニンがなかったんですよ。精神状態と免疫力の因果関係って、どうなんでしょう？

<em>藤田：</em>それがちょっと難しい問題なんだけど、免疫には「Th1」と「Th2」があるといったでしょう。その２つのバランスがとれた状態が正常なんだけど、バランスが崩れると免疫システムが破綻してくるんですよ。その結果、自分の体の一部を異物だと勘違いして攻撃したり。

<em>穴澤：</em>「自己免疫疾患」というやつですね。

<em>藤田：</em>それと同じようなことが脳内で起こっているんじゃないかといわれていますね。

<em>穴澤：</em>正確なところはわかってないんですか？

<em>藤田：</em>わかってない。でも、免疫システムが破綻してくるとうつ状態になる、ということはわかっているんです。脳内でどういうことが起こっているかという詳しいことは、まだわかっていないんだけど。

<em>穴澤：</em>自分で自分の脳を攻撃しているかもしれないですよね。

<em>藤田：</em>どうだろうね。でも、ひょっとしたらセロトニンを生成する細胞を免疫システムが攻撃しているかもしれないというのは考えられるよね。

<em>穴澤：</em>犬にもセロトニンやドーパミンといった脳内物質はあるんでしょう？

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%83%9C%E3%82%AF%EF%BC%9FIMG3292.JPG"><img alt="%E3%83%9C%E3%82%AF%EF%BC%9FIMG3292.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%83%9C%E3%82%AF%EF%BC%9FIMG3292-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>藤田：</em>ありますよ。働きも同じです。

<em>穴澤：</em>富士丸がうつ病にならないように注意しないと（笑）。ところで、ドーパミンは快楽、いわゆる「楽しい」とか「気持ちいい」ということを感じさせる脳内物質ですよね。

<em>藤田：</em>そうですよ。

<em>穴澤：</em>コカインとか覚醒剤（かくせいざい）に入ってるやつですよね？

<em>藤田：</em>よく知ってるね（笑）。

<em>穴澤：</em>そういう薬物を体に入れるということは、大量にドーパミンを入れるということですよね。なぜ、それがいけないんでしょう。いや、やりたいという意味ではなく、医学的に（笑）。

<em>藤田：</em>自分で作らなくなるからですよ。ドーパミンというのは自然な状態でも多少は自力で作っているんです。ところが、それが大量に入ってきたら自力で作ることを止めてしまう。すると、薬が入ってこない限り、楽しさも喜びも感じられなくなるから依存症になるんです。

<em>穴澤：</em>薬で入ってきても自力で作り続けることができれば、依存症にならないんじゃないですか？

<em>藤田：</em>たとえば、のむだけで成績を上げる薬があるとするでしょう？　それをのめばテストの結果がよくなるような。薬をのめば成績が上がるなら、勉強なんてだれもしなくなるでしょ（笑）。

<em>穴澤：</em>絶対しない（笑）。

<em>藤田：</em>そんな不自然なことをしたら、本来しなくちゃいけないことをやらなくなるのは当然なんです。脳も同じ（笑）。だから、薬に頼りきって自力では機能しなくなる。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%BB%E3%81%A9IMG3960.JPG"><img alt="%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%BB%E3%81%A9IMG3960.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%BB%E3%81%A9IMG3960-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>穴澤：</em>これも昔テレビで見たんですけど、ある薬物依存に関する実験で、ネズミにチューブが刺さっているんですよ。で、カゴの中にあるレバーをガチャッと押すとドーパミンが直接体に流れるということを覚えさせるんですね。するとどうなるかというと、最終的にはずーっとレバーをガチャガチャ押す状態になるんです。ろくに眠りもせずに。

<em>藤田：</em>なるでしょうね。それがないと生きていけなくなりますから。

<em>穴澤：</em>なるほどー。だから駄目なのかぁ（笑）。それって一度薬物依存になっても、何とか止めることができれば、また自分でドーパミンを作れるようになるんですか？

<em>藤田：</em>作る力は戻ってきますよ。生きていくために必要な物質だからね。

<em>穴澤：</em>抗ヒスタミン薬の話から脱線しすぎましたね。いいんでしょうか、これで（笑）。

<em>藤田：</em>これはこれで大切なことですからね（笑）。

<em>穴澤：</em>ところで、生物によって比較的免疫力の強い生物はいるんですか。たとえばミミズの免疫システムはすごい、とか（笑）。

<em>藤田：</em>それはやっぱり高等動物になればなるほど免疫システムは複雑になっているから、鍛えようによっては免疫力も強くなるだろうね。ミミズは免疫システムも単純で鍛えようがないでしょう（笑）。

<em>穴澤：</em>そうなんだ。こういうのは意外に下等動物の方が強いんじゃないかと思っていたんですけど。

<em>藤田：</em>人間や犬なんかの方が免疫システムは発達していますよ。ただし、複雑すぎて、ヘタをすると自分の免疫で自分を攻撃することもある。鍛えれば、ミミズよりずっと強い免疫力をもっていますよ。

<em>穴澤：</em>では、脱線しながらも何とか今月中には免疫力の鍛え方についてお話を聞かせてください（笑）。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_103-4%E8%9B%99%E3%81%A8%E3%83%84%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88.jpg"><img alt="IMG_103-4%E8%9B%99%E3%81%A8%E3%83%84%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88.jpg" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_103-4%E8%9B%99%E3%81%A8%E3%83%84%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88-thumb.jpg" width="160" height="136" /></a>

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<strong>【疑問・質問 募集中！】</strong>
<em><strong>３月のテーマは「がん」。</strong></em>
『PAFE japon』no.９の総力特集で取り上げた、がんの実態や予防法・治療法。読者の皆さんから、大きな反響をいただきました。というわけで、この対談でも、藤田センセと父ちゃんが、人とどうぶつのがんに迫ります。
これが聞きたかった！　特集を読んで、こう思った！　などなど、ご質問・ご意見をお聞かせください。

右上の「連載へのご意見・ご要望はこちら」に、どしどしお寄せください！]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">免疫力とアレルギー（２）　第２回</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 14 Feb 2008 02:53:23 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>アレルギーの原因がないアレルギー反応!?</title>
         <description><![CDATA[<em>穴澤：</em>今月の「元気丸で行こう！」のテーマは「免疫力とアレルギー（２）」です。前にも一度このテーマをやったんですけど、今回はもっと掘り下げようじゃないかというわけです。

<em>藤田：</em>はいはい。いくらでもかかってきなさい（笑）。

<em>穴澤：</em>まずやっぱり、これからの季節、花粉症に悩む人には憂うつな季節だと思うんですよ。

<em>藤田：</em>そうでしょうね。

<em>穴澤：</em>そこでなんですが、もし製薬会社が本気になれば、くしゃみや鼻水を抑えるのではなく、花粉症そのものを治す薬を作ることは可能なんでしょうか。

<em>藤田：</em>うーん、それは難しいかもしれないね。花粉症というのは免疫システムによる「抗原抗体反応」だから、それ自体を抑えるとなると免疫のバランスが崩れちゃうから。

<em>穴澤：</em>抗原抗体反応とは、花粉を敵だと思って攻撃しているということですよね。

<em>藤田：</em>そう、本当は攻撃なんてしなくていいんだけどね。だけど、何か異物が体内に入ってきたら攻撃するという働きそのものは、大切なわけですよ。それが細菌やウイルスや寄生虫に向けられていれば。

<em>穴澤：</em>なるほど。だから、抗原抗体反応を抑えるわけにはいかないということですね。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_6779%E6%AE%8B%E5%BF%B5.JPG"><img alt="IMG_6779%E6%AE%8B%E5%BF%B5.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_6779%E6%AE%8B%E5%BF%B5-thumb.JPG" width="160" height="240" /></a>

<em>藤田：</em>ただね、「免疫力とアレルギー　第１回」でも言いましたけど、花粉症などのアレルギー反応を抑える物質は特定できているんですよ。回虫が出したりする物質なんですけど、実際その物質を注射すると、花粉症の症状は治まるんです。治まるんだけど、今度はガンを抑える方の免役力が落ちてしまう。これは「免疫力とアレルギー　第４回」でお話しましたね。

<em>穴澤：</em>そうだった、そうだった。実際の回虫だと「Th1」は小さくならないのに、それから作った物質を服用すると、ダメだという話でしたね。

<em>藤田：</em>そう、それならBCGを打ったほうが早いっていう。

<em>穴澤：</em>この対談も担当してくれている『PAFE japon』の編集長がね、本気で悩んでいましたよ。BCG打とうかって（笑）。なんか、年中鼻水鼻づまりなんですって。おととし、急に始まったそうで。で、アレルゲンの検査や血液検査も受けたけど、全く異常はなかったそうです。アレルゲンのないアレルギー反応なんてあるんですか？

<em>藤田：</em>ありますよ。急に寒い場所に行ったりしたら鼻水が出たりするじゃないですか。あれもアレルギー反応といえばそうなんだけど、抗原抗体反応ではないんです。

<em>穴澤：</em>どういう意味ですか？

<em>藤田：</em>鼻の中の粘膜にある肥満細胞が破けて、ヒスタミンやセロトニンが出るというのは気温の変化も花粉症も同じわけですよ。花粉症のほうは、花粉に反応して破ける抗原抗体反応。でも、気温の変化のように、何もなくても肥満細胞が破けることはあるわけです。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG3074%E3%81%B5%EF%BD%9E%E3%82%93.JPG"><img alt="IMG3074%E3%81%B5%EF%BD%9E%E3%82%93.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG3074%E3%81%B5%EF%BD%9E%E3%82%93-thumb.JPG" width="150" height="100" /></a>

<em>穴澤：</em>ほかには、どんな原因で？

<em>藤田：</em>入学や転職で急に環境が変わってストレスを感じたときなどに多いですね。こういうのは抗原抗体反応ではないから、免疫とは直接関係がないんだけど。寒い所に行くと蕁麻疹（じんましん）が出るという「寒冷地蕁麻疹」なんかも、同類のアレルギー反応です。

<em>穴澤：</em>なるほど。となると、風邪をひいて鼻水が出るのも同じなんですね。

<em>藤田：</em>そう。風邪の症状も一応アレルギー反応といえるけれど、これも抗原抗体反応で起こっているわけじゃない。免疫が関与しているかっていうと、関与していない場合も多いんですよ。肥満細胞が破れて、くしゃみや鼻水が出ることで、病原体を外へ追い出そうとしているんです。

<em>穴澤：</em>じゃあ別に、免疫力を上げたら肥満細胞が破れにくくなるかというと、そうでもないんですか？

<em>藤田：</em>うーん、わからない。

<em>穴澤：</em>わからないんですか（笑）。

<em>藤田：</em>はっきりとはわかっていないんだけど、寒冷地蕁麻疹なんかは免疫力とは直接関係なく起こってくるから。恋愛に失敗したりしたときとかにもね（笑）。

<em>穴澤：</em>ボクを見て言わないでくださいよ（笑）。失敗してませんから、別に。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%98%E3%83%BCIMG9050.JPG"><img alt="%E3%81%98%E3%83%BCIMG9050.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%98%E3%83%BCIMG9050-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>藤田：</em>そういう感情的なストレスがかかったときに、肥満細胞が破れやすくなるんでしょうね。あと、いろいろな公害物質とか。因果関係ははっきりしていないし、関係してないともいえないんだけれども、免疫システムとは直接関係しているわけじゃない。

<em>穴澤：</em>ところで、花粉症の薬にも「プラシーボ効果」*ってあるんでしょうか。
＊プラシーボ効果：薬ではないものを薬だと信じ込むことで、何らかの改善がみられること。

<em>藤田：</em>少しはあるかもしれないね。ただ、それほど強くはない。

<em>穴澤：</em>そうなんですか。ボクはてっきり薬といえば半分くらいは「プラシーボ効果」なんじゃないかと思ってたんですが（笑）。

<em>藤田：</em>酔い止め薬なんかはそういう部分もなくはないけど、花粉症にはそれほど「プラシーボ効果」はないよ。これはもうはっきりとした抗原抗体反応だから。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_6173%E3%81%A0%E3%82%81%E3%81%8B.JPG"><img alt="IMG_6173%E3%81%A0%E3%82%81%E3%81%8B.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_6173%E3%81%A0%E3%82%81%E3%81%8B-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>穴澤：</em>なるほど。ここで読者からの質問なんですが、最初はカモガヤだけだったのに、そのうちヒノキにも反応するようになり、やがてスギにもアレルギー反応を起こしてしまうようになった。なんとかこれ以上の悪化を防ぐ方法はないか、という内容なんですが。

<em>藤田：</em>この人のように、どんどん弱くなっていく傾向の人が多いでしょうね。こういう世の中ですから（笑）。

<em>穴澤：</em>それじゃ、答えになってないですよ（笑）。

<em>藤田：</em>うーん、でもこのストレス社会で、こんなに清潔志向の強い世の中じゃあ、免疫力が落ちるのも当然ですから。アレルギー体質になりやすい遺伝的要素というのもあるにはあるんですけど、やっぱり生活スタイルと食事のバランス、過労やストレスをなるべく避けることが大切でしょうね。

<em>穴澤：</em>犬も最近は花粉症になるって聞きますしね。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%82%AE%E3%83%A7.JPG"><img alt="%E3%82%AE%E3%83%A7.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%82%AE%E3%83%A7-thumb.JPG" width="160" height="200" /></a>

<em>藤田：</em>まったくね。なんせ40年前まで花粉症なんてなかったんだから。

<em>穴澤：</em>ということで（笑）、次回はアレルギー反応をボクらの体の中で起こしている物質について、詳しくお話を聞かせてください。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_7159%E7%AC%91%E9%A1%94.JPG"><img alt="IMG_7159%E7%AC%91%E9%A1%94.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_7159%E7%AC%91%E9%A1%94-thumb.JPG" width="160" height="240" /></a>]]></description>
         <link>http://www.anicom-pafe.com/taidan/archives/2008/02/post_30.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">免疫力とアレルギー（２）　第１回</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 07 Feb 2008 01:25:58 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>有機栽培と抗菌グッズ？　確かになんだか……</title>
         <description><![CDATA[<em>穴澤：</em>「食の安全」最終回は、読者からの質問で始めたいと思います。「有機栽培や無農薬栽培に熱心な一方で、抗菌商品が大人気の風潮には違和感を覚えるのですが、藤田先生はどう思われますか？」。

<em>藤田：</em>本当にそうですよね。有機野菜や無農薬野菜って、いってみれば農薬で“ばい菌をやっつけない”ということですから。その一方で、私たちの皮膚（ひふ）にいて守ってくれているばい菌は根こそぎやっつける、というなんともおかしなことをしていますよね。

<em>穴澤：</em>有機肥料って、牛のふんとか、堆肥（たいひ）とか、近ごろは生ゴミからも作るって聞いたんですけど、ちょっと疑問なんですよ。

<em>藤田：</em>何が？

<em>穴澤：</em>要は、有機肥料は化学肥料の反対で、人工的な化合物や添加物を使っていないということですよね？　だけど、その前の段階で牛のエサにしても生ゴミにしても、そこに食品添加物とかが含まれていたら、結局同じというか、あんまり変わらないように思うんですけど。

<em>藤田：</em>そういう意味では、そうかもしれないね。いや、そのとおりです（笑）。それにね、たとえ有機肥料でも、家畜のふん尿などを使いすぎると、窒素肥料と同様に「硝酸性窒素（しょうさんせいちっそ）」という物質が発生して、それが土の中に溜まり、水や野菜などにも出てくるという問題が起こっているんです。

<em>穴澤：</em>それをとると、どうなるんですか？

<em>藤田：</em>酸素を運ぶ「ヘモグロビン」が、酸素を運べない「メトヘモグロビン」になってしまう。で、牛が突然死んでしまう「ポックリ病」なんかが出てくるんです。だから、何事もやりすぎず、ほどほどがいいということなんですけどね。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_4903%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%AD.JPG"><img alt="IMG_4903%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%AD.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_4903%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%AD-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>穴澤：</em>わかりました。では、続いても読者からの質問です。「ここ最近の海外や国内の食品騒動で、藤田先生の食品の選び方は変わりましたか？」ということです。どうですか？

<em>藤田：</em>別に変わりませんよ。昔から一緒です（笑）。穴澤くんは？

<em>穴澤：</em>ボクも、別に（笑）。あ、ただ、「水とカラダのめぐり」をやったあと、水に対する意識は変わりましたよ。富士丸の水も何がいいのか考えたりしています。そういえば、犬って、やっぱり本来は肉食なんでしょうか。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E9%AA%A8%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%82%8B.JPG"><img alt="%E9%AA%A8%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%82%8B.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E9%AA%A8%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%82%8B-thumb.JPG" width="160" height="193" /></a>

<em>藤田：</em>本来はやっぱり肉食でしょうね。

<em>穴澤：</em>なら、やっぱり肉を多めにあげた方がいいんでしょうかね？

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E8%88%8C%E3%81%AA%E3%82%813798.JPG"><img alt="%E8%88%8C%E3%81%AA%E3%82%813798.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E8%88%8C%E3%81%AA%E3%82%813798-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>藤田：</em>ただ、自然界の肉食は草食動物の内臓から何から一緒に食べているわけだから、スーパーで肉の切り身を買ってきてあげるのとは違うでしょうね。

<em>穴澤：</em>人間も本来は肉食だったんでしょうか？

<em>藤田：</em>木の実などの採集や狩猟から始まってますね。で、牧畜、農耕と、世界に散らばっていく段階で多様性が出てきて、腸内細菌もその土地や生活に合ったものに変わっていったと思うんです。日本人でいえば、農耕民族として定着した約１万年前から、身体の基本的な構造は変わっていないといわれているんです。

<em>穴澤：</em>「<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/archives/cat71/">水とカラダのめぐり　第４回</a>」でも出た「水や地域に応じて食文化ができた」ということですね。ところで、アメリカでは、ここのところずっと日本食ブームだそうですね。

<em>藤田：</em>1977年にアメリカで発表された「マクガバン・レポート」というのがあるんですけどね、そこでガンや高血圧、心筋梗塞（こうそく）などの生活習慣病を減らすための理想的な食事として挙げられたのが、精白していない穀類を中心に豆類や野菜、海草や小魚をとって、肉類を減らすというもの。つまり、元禄時代以前の典型的な日本食だったんです。

<em>穴澤：</em>へぇ、日本食って、すごいんですね。

<em>藤田：</em>そこからアメリカの一人当たりの野菜消費量がぐんぐん増えて、1995年には日本と入れ替わってしまったんですよ。

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<em>穴澤：</em>今ではアメリカ人の方が日本人より野菜を多く食べているということですか。

<em>藤田：</em>そうなんです。アメリカとは逆に、日本はどんどん減ってる。だから私は免疫力を上げる面からも、本来の日本食がいいといっているわけです。

<em>穴澤：</em>レポートどおりだと、かなり地味な食事ですけどねぇ（笑）。だけど、昔の人は経験値としてそれが自分たちの身体に合った食事で、健康の秘訣であることを知っていたんでしょうね。

<em>藤田：</em>そうなんでしょうね。まだ科学的根拠もない時代ですからね。納豆を最初に考えた人なんてすごいよね。あんなの食べようと思わないもの、普通は（笑）。

<em>穴澤：</em>そうですよね。ボクも今は納豆大好きですけど、子どもの頃はやっぱり抵抗ありましたもん。

<em>藤田：</em>不思議だよねぇ。どうして昔の人は、納豆は身体にいいってわかったんだろうねぇ。

<em>穴澤：</em>まだ、どうぶつの勘が働いていたんでしょうかね。そうとしか思えないですけどね。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_8688%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%B6%E3%81%A4%E3%81%AE%E5%8B%98.JPG"><img alt="IMG_8688%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%B6%E3%81%A4%E3%81%AE%E5%8B%98.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_8688%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%B6%E3%81%A4%E3%81%AE%E5%8B%98-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>藤田：</em>便利になって、いつでもどこでも好きなものが食べられるようになった反面、何か大切な物をなくしちゃったのかもしれないねぇ。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_5672%E3%81%90%E3%81%86%E3%81%9F%E3%82%89%E5%BE%8C%E5%A7%BF.JPG"><img alt="IMG_5672%E3%81%90%E3%81%86%E3%81%9F%E3%82%89%E5%BE%8C%E5%A7%BF.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/IMG_5672%E3%81%90%E3%81%86%E3%81%9F%E3%82%89%E5%BE%8C%E5%A7%BF-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>穴澤：</em>ボクも富士丸も、食事にはこれからちょっと気をつけないと。

<em>藤田：</em>そうだよ。食事は本当に大切なんだから。それが身体をつくるわけだし、生きる力、つまり源だからね。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/070828-4%E3%82%8F%E3%82%93%21.JPG"><img alt="070828-4%E3%82%8F%E3%82%93%21.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/070828-4%E3%82%8F%E3%82%93%21-thumb.JPG" width="160" height="233" /></a>

<em>穴澤：</em>とはいっても、ボクは相変わらず酒飲んで鍋ばっかり食べてると思うんですけど（笑）。

<em>藤田：</em>やっぱり穴澤クンも奥さんもらった方がいいかもね（笑）。

<em>穴澤：</em>料理上手のね。でも、繰り返しますけど、結婚ってそれだけじゃないと思うんですけど（笑）。

<em>藤田：</em>あとは食べていけたら、それでいいんだよ。

<em>穴澤：</em>最後の最後に「食」の意味が変わってきていると思うんですが（笑）。取りあえず、ありがとうございました。]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">食の安全　第４回</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 31 Jan 2008 00:52:03 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>食品の賞味期限改ざん、ズバリ教授の見解は！</title>
         <description><![CDATA[<em>穴澤：</em>昨年から、にわかに浮上してきた食品の賞味期限改ざんなんですが、教授はどう思われますか？

<em>藤田：</em>そもそも賞味期限なんて、なくていいと思うんですよ。私の意見としてはね。

<em>穴澤：</em>ないと怖いじゃないですか（笑）。

<em>藤田：</em>賞味期限って、実際に一般的に食品が傷む期間より、かなり短く設定してあるからね。

<em>穴澤：</em>それはまたなぜですか？

<em>藤田：</em>理由の１つは売るためですよ。賞味期限が短い方が売れるんです。期限内に早く食べなきゃと思うでしょう、また、賞味期限が切れると、それを捨ててまた新しく買うじゃない。すると、次にまた買うというように商品が効率的に回るんです。

<em>穴澤：</em>あれって、ちゃんと品質の変化を検査しているんじゃないですか？

<em>藤田：</em>メーカーは自分のところでやっていますよ、どれくらい腐らないかということを。でも、実際はそれよりもうんと短く賞味期限を設定しているんです。だから、返品で戻ってきたって、まだ全然大丈夫なことは知ってるんですよ。

<em>穴澤：</em>で、「張り替えちゃえ」ってなったんですかね。たしかに、不思議だなぁと思っていたのが、あれだけ賞味期限を改ざんしていても、今までだれひとり食中毒とかになってないところです（笑）。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%ABIMG_7201.JPG"><img alt="%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%ABIMG_7201.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%ABIMG_7201-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>藤田：</em>そういうことです。「もったいない。まだ大丈夫だ」って、ついやってしまったんでしょうね。もちろん改ざんなんてしてない、ちゃんとした会社はあるんですけどね。それにしたって、賞味期限はかなり短く設定しているはずですよ。

<em>穴澤：</em>ぎりぎりでも怖いですけど、もうちょっと「ここぐらいまでなら大丈夫」という日数にすればと思いますけど。

<em>藤田：</em>そう。そういう消費期限*のような記載があれば、あとは賞味期限なんていらないと私は思いますよ。おいしいと感じるかどうかなんて、自分で決めりゃいいんだから（笑）。
＊食品衛生法やJAS法での規定
・消費期限：劣化の早い食品についての品質の保証期限
・賞味期限：劣化の遅い食品についての品質や味・風味の保証期限

<em>穴澤：</em>コンビニとかでも夜中の０時になった瞬間に、お弁当をドカッと捨てたりしますもんね。まぁ、どこかで時間を切らないと仕方がないのはわかりますが。ボクら人間もどれだけ傷んでいるのか、食べたら危険なのかどうかという嗅覚（きゅうかく）が鈍っているんでしょうね。大丈夫かどうか自分でわかれば、賞味期限とかって本当は必要ないですもんね。

<em>藤田：</em>そうだね。食べもののありがたさという点でも、ほんとにもったいないことしてるよね。これだけ賞味期限を気にするのは日本人くらいですよ。富士丸が食べても大丈夫かどうか、かぎ分けてくれればいいのにね（笑）。

<em>穴澤：</em>アイツには無理ですよ、まだボクの方がしっかりしてると思います（笑）。
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ペットフードも賞味期限が早めに設定されてるのかな。なんだか今回はいつになく“社会派”な内容になってしまいましたね。

<em>藤田：</em>それだけこの連載の幅が広いということですよ（笑）。

<em>穴澤：</em>まとまりがないともいいますけどね（笑）。ところで、寄生虫に感染する恐れがある食べ物といえば何でしょう？

<em>藤田：</em>突然きたね。キミの好きな分野が（笑）。

<em>穴澤：</em>鮎は横川吸虫（よこかわきゅうちゅう）でしたっけ？

<em>藤田：</em>それもあるけど、淡水魚にはだいたい寄生虫がいるからね。

<em>穴澤：</em>だけど、横川吸虫は感染しても、わりと無害なんでしょう？

<em>藤田：</em>横川吸虫はね。ただ、ドジョウにいる剛棘顎口虫（ごうきょくがっこうちゅう）は人に感染すると皮ふの下をはい回る。加熱すれば大丈夫だけど。

<em>穴澤：</em>雷魚も生で食べるのはよくないんですよね。

<em>藤田：</em>雷魚には有棘顎口虫（ゆうきょくがっこうちゅう）というのがいるからね。これに感染すると、コブが全身を移動しますね。ドジョウや雷魚に関わらず、淡水魚を生で食べるのはあまりよくないですよ。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%BB%E3%81%A9IMG_9724.JPG"><img alt="%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%BB%E3%81%A9IMG_9724.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%BB%E3%81%A9IMG_9724-thumb.JPG" width="160" height="106" /></a>

<em>穴澤：</em>でも、海の魚にもアニサキスとかいますよね？

<em>藤田：</em>詳しいね（笑）。いますよ、いますけど、あれは内臓にいるから。だから、プロの料理人は手早く内臓を取っちゃうでしょう？　そうすると、身の方にはないわけです。だけど、素人（しろうと）が自分で釣った魚の腹を割いて、調理の途中で放っておいたりするとね、アニサキスが身の方へ移動しちゃうんです。それを食べると、たまに感染しちゃうんです。

<em>穴澤：</em>アニサキスって、最終的にはどこへたどり着きたい寄生虫なんでしたっけ？

<em>藤田：</em>イルカや鯨といった海洋性のほ乳類に行きたいんです。最初はオキアミなんかの中にいて、それがアジやサバやタラやイカに食べられて、イルカとか鯨に食べられるのを待っているわけですよ。本当は人なんかに来たくないんです。だから、人に感染すると胃に頭を突っ込んだりして悪さする。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%B5%E3%82%93%E3%81%A9%E3%81%97%EF%BC%81IMG_3065.JPG"><img alt="%E3%81%B5%E3%82%93%E3%81%A9%E3%81%97%EF%BC%81IMG_3065.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%B5%E3%82%93%E3%81%A9%E3%81%97%EF%BC%81IMG_3065-thumb.JPG" width="160" height="240" /></a>

<em>穴澤：</em>寄生虫には珍しく、アニサキスって体内で動くと痛いんですってね。

<em>藤田：</em>痛いですけど、内視鏡で確認して取れば一発で治りますよ。それに１度や２度身体に入っても感染はしないんです。ただ、何度も入ってきていると、そのうち、かかっちゃう。

<em>穴澤：</em>なるほど。あと、最後に身近な食べもので、生で食べない方がいいものはありますか？

<em>藤田：</em>うーん、たとえば国産の豚肉は今はもう寄生虫はいないですね。ただ、どの種類の肉もこれだけ国内外からの流通が盛んだから、やはり生肉はプロが料理した生食用以外は加熱するのがいい*。あと、クマとかイノシシとか、野生で暮らしているどうぶつの肉を生で食べるのは避けた方がいいかもしれませんね。
＊生肉から感染の可能性がある、おもな寄生虫：回虫、トキソプラズマ、エルシニア

<em>穴澤：</em>犬はどうなんでしょう。犬にも食べさせたら寄生虫に感染する恐れがあるものってあるんでしたっけ？

<em>藤田：</em>人間と同じで生肉は避けたほうがいいでしょう。また、野ネズミからのエキノコックス、カエルからのマンソン裂頭条虫症（れっとうじょうちゅう）の感染は注意が必要ですね。ただ、マンソン裂頭条虫症は人でいうサナダ虫と一緒ですから、特に害はないですよ。おしりからフンドシみたいなのが出ますけど（笑）。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%B2%E3%81%87IMG_0523.JPG"><img alt="%E3%81%B2%E3%81%87IMG_0523.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/%E3%81%B2%E3%81%87IMG_0523-thumb.JPG" width="160" height="239" /></a>

<em>穴澤：</em>富士丸がおしりからフンドシみたいの出してたら嫌だなぁ（笑）。さて、次週で「食の安全」をまとめ切れるのか不安ですが、よろしくお願いします。


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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">食の安全　第３回</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 24 Jan 2008 00:15:51 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>野生動物は自分で見分ける。でも、富士丸は守ってやらねば！</title>
         <description><![CDATA[<em>穴澤：</em>「食の安全」というテーマからは、ちょっとズレてしまうかもしれないんですが、ボクが常々不思議だと思っていることがあるんですよ。

<em>藤田：</em>どんなこと？

<em>穴澤：</em>毎朝、富士丸の散歩で近所を歩いているんですけど、たまにカラスがゴミ箱をあさっていたりするわけですよ。で、どう見ても腐ってる生ゴミなんかを食べてるんですね。どうして、カラスはあんなの食べて平気なんですか？

<em>藤田：</em>あれは人間が納豆食べているのと同じようなところがあって、腐ってても毒素が組織に侵入しなければ、逆に身体にいいことだってある。

<em>穴澤：</em>あの生ゴミが？　絶対食べたくないですけど（笑）。

<em>藤田：</em>納豆もぬか漬けも味噌なんかも「発酵」させてるでしょう？　「腐る」というのは身体に悪いときに使う言葉で、身体にいいときはそれを「発酵」というんだよね。

<em>穴澤：</em>人間は生ゴミが発酵してるとはいいませんからね（笑）。

<em>藤田：</em>生ゴミって、「腐っている」のか「発酵している」のか、人間にはわかんないよね。実際に食べてお腹壊すまで（笑）。でも、カラスなんかは食べる前から、それがわかるんだろうね。食べていいものか、そうじゃないのかということが。

<em>穴澤：</em>それって、すごい能力ですよね。

<em>藤田：</em>だけど、自然界で暮らしているどうぶつは、みんなそれぐらいわかるんだと思うよ。

<em>穴澤：</em>富士丸は絶対わからなそうですけどね（笑）。

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<em>藤田：</em>それはほら、犬はもう人間と暮らして長いから。近ごろの犬は、人がくれるものは全部安全だと思っているでしょう。

<em>穴澤：</em>確かに（笑）。やっぱり犬もどんどん鈍感になっていってるんでしょうね。

<em>藤田：</em>でしょうねぇ。それがいけないのかどうかは置いておいて、自分で食べていいものか、そうじゃないものか見極める力というのは衰えてきているでしょうね。

<em>穴澤：</em>ところで、「腐ったもの」を食べたときに起こす「食中毒」というのがあるでしょう。あれって、どういう現象が起きてるんですか？

<em>藤田：</em>食中毒原因菌が食中毒症状を引き起こす仕組みには３つあるんです。
①は、細菌が付いた食品を口にして、細菌が腸管内で増殖、組織を破壊する「感染侵入型」、
②は、食品内で先に細菌が増殖していて、その毒素を口にしてしまう「生体外毒素型」。
この２つが腐ったものを食べたときに起きる食中毒。そして、もう１つ、
③として、菌が腸管の中で作り出した毒素による「感染毒素型」があります。
有名なのは、１ではサルモネラ属菌、２ではコレラ菌やボツリヌス菌で、コレラ毒やボツリヌス毒を出す。３では、病原性大腸菌O-157。

<em>穴澤：</em>それらが体内に入ると、嘔吐（おうと）したり下痢したりするんですね。それって、必死に身体から菌を出そうとしているからなんですか？

<em>藤田：</em>そうそう。早く体内から毒を出そうとしているんですよ。

<a href="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/8894%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%BB%E3%81%A9%EF%BC%81.JPG"><img alt="8894%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%BB%E3%81%A9%EF%BC%81.JPG" src="http://www.anicom-pafe.com/taidan/imgs/8894%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%BB%E3%81%A9%EF%BC%81-thumb.JPG" width="160" height="136" /></a>

<em>穴澤：</em>卵が腐っても、牡蠣（かき）が腐っても、だいたい傷んだ物を食べると食中毒になるじゃないですか。食べ物によって、その毒素は違うんですか？

<em>藤田：</em>そうですね。食品それぞれに、いろいろな毒素を出す細菌がいるんです。

<em>穴澤：</em>なるほど。だから「牡蠣があたると怖い」ように、食べ物によって症状や程度が違うわけですね。

<em>藤田：</em>そうです。野菜なんかは、あんまり怖い毒素を出す菌が付いていないんですよ。

<em>穴澤：</em>なんとなく近ごろの日本人って食中毒になりやすい気がするんですけど、実際、たとえばインドネシアの人たちはどうなんですか？　集団食中毒、みたいなニュースはあるんですか？

<em>藤田：</em>ほとんど聞かないね（笑）。腸内細菌がちゃんとあれば、悪い細菌なんか追い出しちゃうから。

<em>穴澤：</em>腸内細菌。「ウンチと微生物」のときに出てきましたね。

<em>藤田：</em>腸内細菌は、防衛