元気丸で行こう!

元気丸で行こう!

ウンチと微生物 第1回

富士丸、今日のウンチは90点!

穴澤:先月から始まった、この「元気丸で行こう!」ですが、今月のテーマは「ウンチと微生物」だそうです。

藤田:この連載にふさわしいテーマですね(笑)。

穴澤:編集者から「来月はウンチで行こうと思います」とメールが来たときは、さすがに笑いましたけどね(笑)。

藤田:なかなか、わかっている方ですね。

穴澤:でも、ウンチでどうやって話を広げましょうか。

藤田:何だって聞いてください。ワタシ、近ごろは「カイチュウ博士」のほかに「ウンチ博士」とも呼ばれていますからね。

穴澤:ステキです(笑)。では早速質問です。ウンチって、そもそも何でできているんですか?

藤田:半分ぐらいは腸内細菌ですね。

061023-6%E3%81%99%E3%81%92%E3%83%BC.jpg

穴澤:え? 半分も、ですか?

藤田:人間の腸内にいる細菌の種類はね、約500種類、100兆個以上ともいわれているんですよ。重さにして約1.5キロ。その細菌の死骸がウンチの半分ぐらいなんですよ。あと半分は消化しきれなかった繊維なんかです。

穴澤:そんなにたくさんの細菌が腸内にはいるんですねぇ。ちょっと驚きです。

藤田:あくまで個人差があるので、人によっても違うんですけどね。

穴澤:ところで、ウンチって何で臭いんですか(笑)?

藤田:それは神様がそうしたというか、自然界の中では臭い方がいいからでしょうね。

穴澤:なぜですか?

藤田:あの臭いが“ハエを呼んで、バイ菌を呼んで、分解させて、土へ戻して、植物の栄養になって、実をつけて、どうぶつがそれを食べて、子どもを生む”というサイクルですよ。だから、生命の循環のためには臭い方がいいわけです。

穴澤:なるほどっ! あ、でもね、あの臭いって人間は臭いと感じるじゃないですか。でも、富士丸なんかを見ていると、よその犬のウンチとか落ちてたら、びっくりするぐらい至近距離で臭いを嗅いだりしてるんですよ。犬にとってはウンチって臭くないんでしょうかね?

%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A0%E3%82%88%E3%83%BCIMG_0616.JPG

藤田:どうぶつの世界では、ウンチはとても大切なものだからね。パンダなんて生まれたらすぐにお母さんのウンチを食べるし。

穴澤:あぁ、パンダって生まれたときは笹を分解する酵素をもっていないから、それをお母さんのウンチから摂るんですよね。ウンチを食べる「食糞」。

藤田:そうです。ほかにもコアラだってそうだし。シロアリだって、生まれたときは木を分解する酵素をもっていないからね。うさぎも早朝に、コロコロのウンチの前に盲腸便という黒くて軟らかい便をして、それを食べます。盲腸便は繊維質を盲腸に溜め発酵させて作ったビタミン剤のようなもの。人間だけですよ、臭い汚いなんて騒いでいるのは(笑)。

穴澤:でも、やっぱり僕は食べたくないですけどね(笑)。あ、でも、富士丸は子犬の頃に自分のウンチを食べてましたよ。

%E5%B9%BC%E7%8A%AC%E6%99%82%E4%BB%A3koinu-1.jpg

藤田:自然界では普通のことなんですよ。体調を整えたり、酵素をとったり。

穴澤:富士丸は2歳ぐらいまで、たまに食糞していた形跡があるんですが、3歳ぐらいから全くしなくなったんですよ。それってなぜでしょうね? 大人になると、しなくなるもんなんでしょうかね?

藤田:それはやっぱり人が嫌がるからでしょうね。「やめなさい」と言われると、しなくなる部分もあるんじゃないでしょうか。

穴澤:あ、そう言われればそうかも。確かに以前は食事中に富士丸がウンチしたりしたとき、「食事中に臭いねー」とか「デリカシーがないよねー」と嫌みを言ってたら、しなくなりました。犬に嫌みって通じるんだなと思いましたよ(笑)。

藤田:犬は家族の嫌がる顔も、ちゃんとわかっていますからね。とにかく自然界のどうぶつの世界を見ていると、ウンチは非常に大切にしているということです。

穴澤:確かにそうかもしれないですね。人間ぐらいですよね、ウンチしてバカにされるのなんて。学校でウンチしたら「うんこたれ」でしたからね(笑)。

藤田:ウンチしない人なんていないのにね。「うんこたれ」とバカにしている子どもだって「うんこたれ」なんですよ(笑)。

穴澤:世の中みんな「うんこたれ」ですよね(笑)。

藤田:そうです、そうです。ウンチをバカにしちゃいけないんです。

穴澤:犬と暮らしていたりすると、普通の人よりウンチに接する機会が増えるわけですが、やっぱり健康状態が現れるから、しっかり観察しますもんね。

%E8%A6%8B%E3%81%A6%E3%81%9F%E3%81%AE%EF%BC%9FIMG_4671.JPG

藤田: 「便」っていうぐらいだから、ウンチはカラダからの“お便り”なんですよ。

穴澤:健康なウンチって、犬も人間も同じなんですか?

藤田:そうですね。腸内細菌の種類は少し違うけど、だいたい健康なウンチというのは見ためが一緒ですね。黄褐色からこげ茶で、ほどよい堅さで。

穴澤:そうなんですね。僕も富士丸のウンチに毎日点数つけてるんですよ。「お、今日は90点だな」とか(笑)。

藤田:でも。自分のウンチはそんなに見ないんでしょ(笑)。

穴澤:あ、そういえばそうですね。洋式トイレだし。見ずに流したりしますね。

藤田:自分のウンチもチェックした方がいいですよ。

穴澤:はい(笑)。しかし、これだけウンチウンチって連発する対談もあまりないでしょうね。

藤田:ここならではでしょうね(笑)。

穴澤:では、次回はもっと踏み込んで「腸内細菌」についてお話を伺いたいと思います。





『PAFE japon』関連号:
『PAFE japon』no.5(1月1日発行号)
「第2特集●2007年開運&快ウン特集 ウンチでわが子の健康チェック」から「どうぶつのよいウンチと悪いウンチの見分け方」をご紹介>>>





【疑問・質問 募集中!】
9月のテーマは「免疫力とアレルギー」
このテーマについて、藤田センセに聞きたいこと、父ちゃんと富士丸はココはどうなの?などなど、質問・疑問を募集中。右上の「連載へのご意見・ご要望はこちら」に、どしどしお寄せください!

プロフィール 富士丸な日々

このページのトップに戻る