元気丸で行こう!

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ズーノーシス第4回

富士丸よ、ほどよく不潔がよさそうだ!(笑)

穴澤:さて、「ズーノーシス」は今回が最終回なんですが、ここらで『PAFE japon』編集部に寄せられた読者からのズーノーシスに関する質問コーナーに行ってみたいと思います。教授、どうぞよろしく。

藤田:どうぞどうぞ(笑)。

穴澤:「ムツゴロウさんはどうぶつとの接触がすごいですが、彼はあれで大丈夫なんでしょうか」という質問です。どんな質問やねん(笑)。

藤田:彼はただのどうぶつ好きではなく、生物学者でもあるから、ちゃんと知っているんだと思いますよ。ズーノーシスのことも知っていて、自分の健康状態もわかった上でやっているんだと思います。

穴澤:真面目に答えていただいてありがとうございます(笑)。続いては「自分の具合が悪くて、ズーノーシスの一種かもしれないと思ったときは、いったいだれに相談したらいいのでしょうか」という質問です。

藤田:これはね、普通の人間のお医者さんに「どうぶつと暮らしています」というだけでも非常に違います。逆にそれを言わないと、いつまでたっても診断がつかないこともありますからね。

穴澤:なるほど。

藤田:ワタシの遠い親戚に、大の鳥好きという男の子がいてね。部屋中に鳥を放して暮らしていたんですよ、ところがそのうち風邪のような症状になって、肺炎みたいになって、内科へ行ってもなかなか治らない。ワタシの本も読んでいる彼は「これはオウム病かもしれない」と思って、担当の先生にそう伝えたんですよ。そしたら、その先生も一生懸命オウム病について調べてくれてね、どうもそうかもということになって、薬を少しだけ変えたんです。そしたら、スカーッと治ったんですよ。だからまず、どうぶつと暮らしていると伝えるだけでもずいぶん違います。

穴澤:そして、そもそもズーノーシスについて、どうぶつと暮らす人間側が、ある程度知識を持ちなさいよ、ということなんですね? そうすることで万が一の時にも診断もつきやすいし、予防だってできると。

藤田:そう。「知るワクチン」が大切だということです。

穴澤:確かにそうかもしれないですね。何もどうぶつが悪いわけじゃないですからね。

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藤田:そうなんですよ。ワタシは今の日本では、どうぶつと暮らすのは、とてもいいと思っています。彼らといるだけで心が穏やかになるし、健康的な生活になって生活習慣病が治ったなんて例もある。ほかにも、脳卒中で体の自由がきかなくなった人も、どうぶつと接することでぐっと快復率が高くなるというデータもきちんとありますし。海外でも、どうぶつセラピーがさかんに行われていますしね。

穴澤:そうですね。ボクだって富士丸のおかげで健康になっている部分もあると思うんですよ。

藤田:あとね、こんなデータもあるんです。今、日本で生まれる子どもの43%がアトピーとかぜんそくだとか何らかのアレルギーをもっているんです。ただ、初めからどうぶつがいる家庭に生まれた場合、その割合がずっと低いんですよ。でも、アレルギーをもっている子どもの家でいきなりどうぶつと暮らし始めると、アレルギーが悪化したりするんです。たぶん、初めからどうぶつと暮らしている家族は、ほどよく、ばい菌とかに接しているからだとワタシは思うんですが。

穴澤:うちもね、いくらこまめに掃除してるっていっても抜け毛や砂は落ちてます(笑)。たぶん、ほどよく不潔なんでしょうね。そういえば、一度グルーミングした毛を集めたら、こんなに……。

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藤田:だからワタシはしょっちゅう言ってるんですが、何でも抗菌や除菌ってやるのもいいけど、やりすぎると逆に弱くなるよと。だって、ひと言に「菌」っていっても、皮膚を守ってくれている菌もあるし、腸内細菌だってあるし。それを全部洗い落としてしまうと、本当に悪い菌と闘える抵抗力がなくなるんです。そういう意味でもね、これからの日本ではもっとどうぶつと暮らすのがいいと思うんですよ。

穴澤:そうかもしれないですね。それにボク、富士丸がいなかったらもっと不健康な生活を送っていると思うんですよ。毎日酒飲んで、昼頃起きてというような(笑)。でも富士丸がうるさいから朝から1時間ぐらい散歩する。

藤田:そんなこと、君ひとりだったら絶対しないでしょ。

穴澤:絶対しない(笑)。

藤田:だいたい結婚が面倒臭いっていってる人だからね(笑)。

穴澤:言ってませんよ(笑)!

藤田:だからね、ワタシが言いたいのは、どうぶつとお互いに幸せに暮らすために、ズーノーシスについてもきちんと知識をもって、自分の健康管理もどうぶつの健康管理もしっかりしましょうということなんです。そうすることで、ペットも私たちもいっそう楽しく暮らせますとね。

穴澤:でも、このズーノーシスについては、またいつかやらないといけないかもしれませんね。

藤田:そうですね。でも、自主的に調べたり聞いたりして知っておくというのも大事ですね。

穴澤:それでは、ひとまずありがとうございました。

藤田:富士丸くん、終わったよ。いい子で待ってたねぇ~。

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『PAFE japon』関連号:
『PAFE japon』no.6(4月1日発行号)
「第2特集●うつさない、もらわない ズーノーシス・フリーな暮らし方」の前半ページをご紹介>>>

プロフィール 富士丸な日々

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