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2007年09月07日
今でも、君がいるような気がする

プル君へ
君に出会ったのは、小さなペットショップだったね。
綿のように白く、黒目のクリクリした小犬でした。
遊んでほしくて、ガラスにへばりつき、
だけど手をかざすと、しっぽをふって後ずさり。
やんちゃな男の子でした。
実家に帰ってきていた姉と、父への定年退職祝いという名目で連れて帰りました。
箱を開けた父は、小さな君をうさぎと間違えたよね。
3年後に結婚した私。
父の「お姉ちゃんは?」という言葉に、
階段の下まで行き、2階を見上げてくれたね。
私が家を出た後もずっと…
お酒を飲むと、くどくなる父が苦手で、里帰りもあまりしなくなった。
君が亡くなったことを聞いて、冷たく軽くなってしまった身体を抱きしめたとき、
年老いた父を君だけにおしつけてしまったようで涙が止まらなかった。
ごめんね、ごめんね、ありがとう。何度も何度もそう思った。
静かに自分のベッドで眠るように亡くなった君。
16年間、君は幸せだったのでしょうか……。
当たり前のように
いつまでも、いてくれると思った。
今でも、帰ると、君がいるような気がする。(2007年2月)
(埼玉県・穴井香里 エイプリル:マルチーズ/享年16歳)
投稿者 平松 あゆ子 : 2007年09月07日 10:00
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